イソギンチャクの一種⑥
特徴
(写真:2023年4月下旬、自宅水槽5号内で発見。触手を除いた高さ約1cm。気が付くといつの間にか自宅水槽5号内の投げ込みフィルターの上に付着していた。また水槽内の壁面にもサイズは違うが同種と思われるイソギンチャクがポツポツが付着していた。当時の水温は20℃前後)
レア度:? 刺胞動物門 花虫綱 イソギンチャク目 学名:? 英名:? よく見られる季節:?
種類不明。全てが同種なのかは不明だが、小型で灰白色のイソギンチャク類が自宅水槽内に自然発生し、そしていつの間にか消えてしまうということをこれまで何度も経験してきた。
このような水槽内に自然発生するイソギンチャク類は海水水槽界隈では昔からあるあるらしく、よく槍玉に挙げられるのが「チギレイソギンチャク」。
ただ現在(2024年6月)イソギンチャク類は分類整理の真っ最中で、また今まで「チギレイソギンチャク」として扱われたきたものの中には複数種が含まれている可能性もあるらしく、そのような状況で私に種を同定できるはずもなく、今回はイソギンチャクの一種⑥として紹介することにした。
今回発見したイソギンチャクだが、ぱっと見は色が白い「タテジマイソギンチャク」といった感じ。「タテジマイソギンチャク」と比べるとサイズは小さく体壁は汚れたような白色の半透明をしており、そこに白く細い縦ジマが多数入る。また触手の数も少し少ないように思える。
体壁の下部~足盤はねずみ色をしており、刺激を与えて縮ませると、白い縦ジマの入ったねずみ色の潰れたスライムのようになる。この姿は以前発見した「セイタカイソギンチャク科もしくはナゲナワイソギンチャク科の一種?」にちょっと似ているが…。また体壁の上端は襟状になっているように見える?
先に話に上がった「チギレイソギンチャク」は移動する際(歩いて移動することができるらしい)、足盤の一部が小さくちぎれてその場に残り、それがやがて成長して、1匹のイソギンチャクとなるそうだ。本ページのイソギンチャクもどうやらそのような増殖手法を持っているようで、水槽の壁面には成長する前のちぎれた足盤の一部と思われるものが多数あった(下の写真参照)
ちなみにエサだが、あまり頓着はないようで、フレークタイプのエサ(ネオプロス)を細かく砕いて水中に撒いてやると勝手にそれを捕まえて食っていた。なかなか食欲旺盛という印象。
この手のイソギンチャクはその増殖方法から時に水槽内で爆発的に増えるため、アクアリストたちの懸案事項の1つとなっているとか。ただ今のところ私の水槽ではそのような事態にはなっていない。時間が経つと自然に消えていく感じ。もしかしたら水槽の壁面を這う貝類やスジエビ類、ヤドカリ類などが、知らぬ間に食ったり攻撃しているのかもしれない(推測ですが)。
(2024年6月)
