海水水槽の作り方 【管理人自己流】 (本ページは作成途中です!!スミマセン…)
写真:管理人の自宅水槽。左側の2つが専用の水槽台に乗せた「45cmガラス水槽」、右側が「30cm虫かご水槽(プラスチック製)」
※水槽関連のアイテムはほとんど場合、ネットで買った方が安いです!!
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今更ですが Amzon は品揃え豊富で大抵のものは最安かそれに近い価格。そして送料無料の条件も低く、返品なども簡単です。
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ただペット・水槽関連の商品は、「チャーム」というショップが圧倒的に安く品揃えも最強です!!
ですので、そちらの方も見て価格を比較してみくださいね(チャームは税込み5980円以上で送料無料になります)。
はじめに
三番瀬水槽で作業をしているとお客さんから…
「ヤドカリやカニを飼ってみたい」
「海で魚を捕まえて水槽に入れたけど、すぐに死んでしまった」
というようなことについて、よく質問を受けます。
なので海の生物を飼うために必要なものや、手順について、自分の体験を元に書いてみたいと思います。
ここで注意してほしいのは、これから書く内容は
「浦安周辺の海に生息する比較的タフな生物を」
「なるべく低コストで」
「騒音が少なく静かに飼う」(私的にはかなり重要)
ことを重視しています。
なのでこの通りにしたからといって、アクアショップで売っているような
熱帯魚やサンゴ、イソギンチャク、海藻などを飼育することはできないと考えてください。
そして大事なことですが
「ここで作り方を紹介する水槽は、生物にとって超快適な環境ではない」
ということも理解しておいてください。
「生存可能な環境」と「快適・ストレスが少ない環境」っていうのは全くの別物だと思うので。
もし「快適」や「ストレスが少ない」環境を目指すなら
・もっと大きな水槽
・大量の海水
・強力なろ過設備
・生物の習性を考えたレイアウト、水流
・相性の良い生物を選んで水槽に入れる…etc.
など様々な工夫と知識が必要です。
また私の海水水槽に関する知識は、全く大したものではないです。
そして私の書くことが全てではなく、もっと良いやり方もたくさんあることでしょう。
プロや上級者の方からしたら「何言ってんだこいつ?」という部分もあると思いますが、温かい目で見ていただければと思います。
さぁ、ここから文字大量で読みにくいと思いますが、
私が14年間で得た
「水槽の製作 → 生物の採集 → 日々の世話」の知恵と経験を
吐き出すつもりで書きました!!
頑張って読んでみてね~
❶ 準備するもの
(写真:「横幅30×高さ20×奥行20cmのプラスチック製の虫かご」を使用した海水水槽。まずはこんな感じの水槽で始めてみましょう!!)
1.水槽
生物を飼う大前提として、水槽はできるだけ大きく、水量も多い方が良いです!!
ただいきなり大きな水槽は無理という人も多いので、導入としては「横幅が30㎝ぐらいの虫かご」やガラス製の「30cmキューブ水槽」あたりをオススメします。
虫かごなら「アイリスオーヤマ 飼育ランド CY-L (Lサイズ)」っていう商品が私は好きですね。安いし(上の写真で使ってるやつです)。
2.水槽台
安い普通のカラーボックスやテレビ台を水槽台として使うのは危険です!!
ただ「30cm虫かご水槽」程度の重さなら、しっかりとした机や丈夫なカラーボックスでも代用できます。
しかし「30cmキューブ水槽」以上の大きさの水槽だとかなりの重量になるので(30cmキューブ水槽に水をいっぱい入れると約27kgになる)、水槽専用の台、もしくはかなり造りのしっかりした机や踏み台などを使用してください。
水槽を置く台が破損したり歪むと、上に乗っている水槽にも歪みや割れが生じ、最終的に水の重さに耐えきれなくなって水漏れを起こしてしまいます。
3.フタ
個人的にフタは絶対に必要だと思います!!
フタがないと、生物がいつの間にか水槽から飛び出して死んでしまったり、水分が蒸発し過ぎて塩分濃度が変わってしまったり、色々と面倒なことが起きます。
またフタを隙間がないようにピッチリ閉めると、水槽から発生する騒音をかなり軽減することができますし、壁紙が傷んだり、周囲の物がサビるということもかなり防げます。
フタは「厚さ3mmぐらいの透明の塩ビ板」がオススメです。
ガラス製のフタは重くて落とすと割れるし、アクリル製は湿気でめちゃくちゃ反るのでNGです。
私は「はざいや」というショップで買いました。
フタの大きさは水槽の上の縁から2cmぐらいはみ出るぐらい少し大き目のサイズにして、1枚モノより2つに分割されていた方が便利です(注文するときに半分に切ってもらいましょう)。
とにかく水槽のフタは ”水槽の上面を隙間なくピチっと覆えて、反りが発生しないものなら何でも良い" ということです。
最悪買う余裕が無ければ、「透明の下敷き」などで代用するのもありですよ。
4.ろ過装置
これが一番大事です!!
様々なタイプのろ過装置がありますが、「30cm虫かご水槽」で生物も少ししか入れないなら、少し大きめの「投げ込み式フィルター」が1つあれば大丈夫です。
「金魚のブクブク」とか呼ばれてるアレです。
何よりこの「投げ込み式フィルター」は安くてメンテが楽!!
さらにろ過装置をこの「投げ込み式フィルター」にして、水槽のフタを隙間なくピッチリ閉めると、水槽から発する騒音をかなり小さくできます。
水槽を始めたはいいけど、音が気になって途中断念という人も多いです。
しかし「投げ込み式フィルター」なら水槽にほぼ完全にフタをすることができるので、本当にかなり静かにできます(エアチューブの通り道だけは、フタの端に切り込みを入れて作ってね)。
オススメの投げ込み式フィルターは「水作 エイトコア Mサイズ」ですかね。
見た目などを気にしないなら「水作 エイトコア Sサイズ」を2個設置するのをおススメします。(2個あると色々と便利なんです)。
5.エアポンプ
エアポンプの役割は以下の2つです。
❶ 投げ込み式フィルターにエアを送ってフィルターを稼働させる
❷ 水槽に酸素(空気)と水流を供給する
オススメのエアポンプは「水作 水心 SSPP-3S」です。
この「水心シリーズ」はコスパが良く、音もかなり静かな超定番エアポンプです。
特にこの中間の3Sサイズはエア量調整もでき、エア量を絞ると音をかなり小さくすることができます(他の2サイズより静か)。
さらにエアポンプの下に防振マットを敷いたり、エアポンプ自体を空中に吊るすせば、さらに音を静かにできます。
ちなみに私はこの「水作 水心SSPP-3S」を、テレビ台の一部を改造した防音ケースの中に吊るして使っていますが、ほぼ無音です。
6.エアチューブ、逆流防止弁、分岐
■ エアチューブ:エアポンプと投げ込み式フィルターを繋ぐのに必要です。「シリコン製」と「塩ビ製」の2種類がありますが、材質はどちらでも良いので
「しなやかで硬くなりにくい」と謳っているものを選びましょう。
長さは初めは2mもあれば十分です。
おススメのエアチューブは「GEX ソフトチューブ 白 4.5m」
100円ショップのチューブでも良いのですが、最近(2026年)の100円ショップのチューブは、使ってるとカチカチに硬化しちゃうやつしか売ってないんだよな~。
■ 逆流防止弁:名前の通り ”水槽の水がエアチューブを逆流して水漏れが発生するのを防ぐ” アイテムです。
[エアポンプ] → エアチューブ → [逆流防止弁] → エアチューブ → [投げ込み式フィルター] の順番で繋ぎます。
おススメの逆流防止弁は「スドー スターペット 逆流防止弁 S-205」(これもどのメーカーのものでも良い気がします。「チャーム」で買うのが安いですよ)
■エア 分岐:これはエアポンプから出るエアを分岐させるためのアイテムです。
つまり「水槽に投げ込み式フィルターを2つ使いたいとき」や「1個のエアポンプで2つの水槽にエアを送りたいとき」などに使います。
おススメのエア分岐は「GEX GXー32 分岐三又」(もっと安いものでも良いですが、メーカー品はエア漏れしない、サビにくいという安心感がありますね)
7.ライト
これは ”必要と思ったら買う” で良いです!!
でもライトがあると、水槽の中が別世界のように綺麗に見えるので欲しくなると思います。
また日中はつけっぱなし、夜は消すという風にして、水槽の中に昼夜のリズムを作ってあげることもできます(さらに「コンセントタイマー」があると管理が楽です)。
買うならLEDのミニ水槽用のもので十分です。
おすすめのライトは「テトラ LEDミニエコライト」
8.水温計
これは必須です!!
水槽の温度を把握しておくことは超重要です!!
浦安のタフな生物たちでも「これ以上水温が上がったらヤバい and 下がったらヤバい」というのがあります。
浦安周辺の生物の適水温は大体16~23℃ぐらいといった感じです(種によりますが)。
目安としては水温28℃を超えてくると、耐えられない生物が増えて厳しい環境になって来ます。
また「30cm虫かご水槽」では水温が26℃以上になると黄色信号でしょう。
そのような場合は水槽を冷やす必要も出てきます…(それは追々)
低水温に関してはそこまで気にしなくても大丈夫な場合がほとんどです。
ただ水温が1日中、一桁になるような場合は、以下のことをして水温14℃以上をキープしてあげましょう。
・部屋を暖かくする(エアコンを付けるなど)
・水槽の外側を発砲スチロールなどで覆い保温性を高める
・水槽用の小型「ヒーター」を使う
おススメの水温計は「水作 マグテンプ M サイズ」(マグネット式だと取り外しも楽で、吸盤のようにヘタってくっつかなくなることもないです)
おススメ?のヒーターは「GEX NEW セーフカバー ヒートナビ 80」(私は使ったことはないですが、評価が高く、水温15~32℃と広い範囲で設定できます)
9.比重計
これは ”余裕があったら” もしくは ”人工海水作りに不安があったら” 買うで良いです!!
比重計は水替えの際、人工海水を作るときに必要になります(あとは採集した場所の比重を確かめると色々と勉強になります)。
ただ人工海水を作る際に、水と人工海水の素の分量を間違えなければ比重はそうそう狂うことはないし、浦安周辺で簡単に採れる生物で、比重に関してシビアなものはあまりいません。
おススメの比重計は「カミハタ ディープシックス(比重計)」(比重計は扱いが難しいものもありますが、これは初めての人でも失敗が少ないかな?)
10.人工海水の素
水槽に入れる海水は基本的には人工海水を使いましょう!!
その辺の海水を汲んで使うのは初心者にはリスクが高く労力もかかります!!
人工海水ならゴミや汚れ、病原菌もいない清浄な海水をいつでも作れますからね。
基本的にカルキ抜きした水道水に人工海水の素を溶かすだけです(人工海水の素自体にカルキ抜きが入っている商品もあります)。
人工海水の素にも色々種類がありますが、繊細な生物を飼うわけではないので、私は特に拘ってはいないです。
人工海水の素がどうこうというより、
❶ しっかり水道水のカルキ抜きをする
❷ 人工海水の素をしっかり溶かす
❸ 作った人工海水と水槽の水の温度を合わせる
❹ 人工海水の素は湿気を吸わないように保管する(湿気を吸うと固まったり変質して生物に良くない)
の方が大事だと私は思っています。
ちなみに私が使っている人工海水の素は「ナプコ インスタントオーシャン (200L用×3)」(私はこれをずっと使ってきて特にトラブルがないので惰性で使っています。三番瀬水槽で大量に使うので1年分をまとめて買ってますよ)
おススメ?…というか、かなり安くて評判も上々な人工海水の素は「人工海水 無印・人工海水 フレッシュソルト 約100リットル用 」(私は使ったことないです!ごめん!!)
11.亜硝酸テスター、硝酸塩テスター
これらは「水槽を立ち上げる時」と「水質悪化などの異常が見られた時」に使用します!!
”余裕があれば” または ”水槽作りを絶対に失敗したくない” という人が買えばいいかな…
名前の通り、水槽の中の亜硝酸と硝酸塩の有無と、その濃度を調べるためのアイテムです。
すごく簡単に言うと、 「水槽の中に毒が発生していないか?(亜硝酸)」 、 「ろ過バクテリアがきちんと汚れや毒素を分解しているか?(硝酸塩)」 を調べることができます。
余裕があるなら買った方が良いかな…。こういうのもキチン調べると勉強にはなりますね。
私は使ったことないのですが…
よく売れている?亜硝酸・硝酸塩テスターは「テトラテスト 5in1 マリン試験紙(海水用・海水用 炭酸塩 硝酸塩 亜硝酸塩 カルシウム pH」
12.バケツ
最低でも1つは準備しましょう!!
水換え、掃除、生物の入れ替えなど使わないことはまずないです!!
なるべく大きいものが、2つ以上あると便利です。容量は10L以上で目盛り付きだと最高。
私は「テラモト じょうぶバケツ 14L」ってやつを使ってます。
ちょっと高いけど耐久性も高くて目盛りも見やすく、ハッキリ言って超おススメです。
安いものだと「100円ショップに売ってる300~500円」のバケツもおススメです(100円のものはプラスチックが薄くて割れやすいんだよね)。
なるべく丈夫そうなのを選んでください。
それとバケツの色は白や水色など薄い色の方が良いです。
色が白いとバケツの中の生物や、ゴミ、水の汚れなどがよく見えますよ。
13.その他あった方が良い物(赤文字は必須です)
■ 魚すくい網:100円ショップとか売っている金魚やメダカを掬うための網です(見たことあるでしょ?)。サイズは「大・中・小」があると思いますが、中と小2つあればベスト。1つなら中を用意すると良いでしょう。
ダイソーの「やさしいすくい網 幅8cm」でいいかな。ホントは網地が白色が良いんだけど…。
■ 虫かご(小):セリアにある「飼育ケース」っていうのがおすすめだけど、無ければ何でもOK。
これで海水を汲んだり、生物を一時的に虫かごに入れて観察したり、”生物の水合わせ”の時に使ったりと、用意しない理由がないですね(笑)
他に家に使えそうな容器があればそれでも良いですよ(ペットボトルを切ったものとか)。
■ メラミンスポンジ:掃除に使いますが、何だかんだこれが一番手軽で汚れが取れます。100円ショップのものでOKです。
■ 長いピンセット:25~30cmぐらいでステンレス製だと良いです。これがあれば水に手を入れなくても、水槽の中をいじくったり、大きなゴミの回収もできます。
取りあえずダイソーの「ロングピンセット先曲タイプ」でOKかな? 本当はもっと太くて頑丈そうなヤツの方が良いけどね。
前は良いヤツが海外通販で300円とかで手に入ったんだけどな~。
■ 大きいスポイト:水槽の中の細かいゴミを吸い取ったり、エサをゆっくり与えるときに使ったり、水槽の水をちょっと抜き取ったりと…とにかく便利です。
こんな感じのスポイトです→「GEX メダカ元気 スポイト」(似た感じでもっと安いものがあればそれでもOK)
❷ 準備するもの ”まとめ”
今までに解説した、水槽を作るのに必要なアイテムを一覧表にしました。
カッコの中には「具体的な商品名、購入先」が書いてあります。
またこの先の作業で必要になるアイテムも追加して載せてあるので参考にしてください。
❸ 水槽作りの手順
(写真:専用の水槽台に設置した「45cm水槽(写真左)」とテレビ台の上に置いた「30cm虫かご水槽(写真右)」。「30cm虫かご水槽」の重さならテレビ台でも耐えられると思います…)
1.水槽を置く場所を決める
ココ超重要です!!
❶ 日光が直接当たる場所や窓際は避ける(温度変化の激しい場所はNG)
❷ 最悪床にたくさん海水がこぼれても大丈夫な場所にする
❸ コンセント、電子機器のすぐ横には置かない
❹ 寝室には置かない(水槽の音が気になって寝れない恐れがある)
上の4つは必ず守った方が良いです。特に❶は絶対に避けましょう。
壁へのダメージを気にする場合は、100円ショップで売っている「リメイクシート」(キャンプ情報サイト「BE-PAL」のページを引用させていただきました)を貼ったり、適当な防水シート(デカいゴミ袋を切って開いたものなど)を画鋲で留めて壁をガードしておくと良いです。
私は6畳の洋室に海水水槽を3つ置いていましたが、どの水槽にもフタをピッチリしていたお陰か、特に湿気やカビ、錆びなどに悩まされるということはありませんでしたね(水槽台やエア分岐、ライトなどは海水が跳ねて多少サビましたが)。
2.水槽台の設置
水槽台 & 水槽は必ず水平で安定かつ丈夫な場所に設置してください!!
❶ まずは水槽台の水平を取ります。100円ショップで「水平器」を買って来て、水槽台を実際に置きたい場所に置いて、前後・左右・傾きの水平をチェックします。
❷ 水平にズレがある場合は、水槽台の底面のカドに薄くて硬いもの(下敷き、クリアファイルを切ったものなど)を挟み込んで、水平になるよう調節します。
この時あまり分厚いものを挟み込んではいけませんよ(水槽+水槽台の荷重が床に均等にかからなくなってしまう)
さらに水平が取れたら、水槽台全体を揺すってガタつきがないかもチェックします。
❸ そして水槽台の ”水槽を置く面” に凸凹や傾きがないかもチェックします
❹ あとこれは出来ればですが
・水槽台は水を吸わない材質のものにする
・防水処理をする(布ガムテープや防水テープを隙間なく貼りまくる、防水シートを敷く、木材なら防水 & 防カビニスを厚く塗るなど)
をした方が良いです。
【私の失敗談 :水槽台として『テレビ台』や『カラーボックス』を使うのはおススメしません 】
水槽を置いた当初は大丈夫でも、そのような頑丈でない家具は、ジワリジワリと水槽の重さで歪んでいく可能性があります。
そうなると、上に乗っている水槽にも歪みが生じ、水槽が壊れて水漏れすることがあります!!
私は最初、ニ〇リ買った1~2万円ぐらいのテレビ台に「30cmキューブ水槽」を置いていました。
半年ぐらい経った頃でしたでしょうか?
気が付くと水槽の下に敷いていた玄関マットがびしょ濡れになっている!!
水槽のガラスのシリコン接着面から水が漏れしていました…
テレビ台の天板がいつの間にか山型に曲がっていて、その上の水槽に歪みが生じてしまったようです…
ええ、大変でしたよ片付けは…
水槽の中の生物、海水、砂を全て出し、バケツやクーラーボックスに避難させ、すぐに専用の水槽台と45cm水槽を注文。
新しい水槽の準備ができるまでは、仮設水槽で生物を生きながらえさせました。
自分はまだ生物の扱いに慣れていたし、道具も色々あったのでなんとかなりましたが…
テレビ台の方ですが、天板が集成材だったため、漏れた海水を吸って天板がボコボコに膨らんでしまいました(泣)
捨てようかとも思いましたが、結局、乾燥させてから膨らんだ部分を削り、防水テープでグルグル巻きにして再利用しました。
もう二度と同じ失敗は繰り返したくないですね…(トホホ)
3.水槽の設置
水槽を設置する前に「水平な場所で水槽に水道水をたっぷり入れて」水漏れしないかチェックしましょう!!
「30cm虫かご水槽」なら重さが軽いので、水槽の下に滑り止めシートを敷いておくだけで十分です!!
❶ 水槽を置く場所が ”スベスベの真っ平” なら、「100円ショップの滑り止めシート」を敷いて、その上に水槽を乗せます。
❷ もし「フレームタイプの水槽台」や「水槽を置く面がちょっとボコボコしてる・強度がちょっと心配」な場合は、水槽の下に「厚めの木の板(厚さ1.5cmもあれば良い)」を敷きましょう。
木の板は出来れば "防水・防カビ加工されたもの" だと良いです(自分でニスを塗ってもいい)。
私はホームセンターで買った厚さ18mmのパイン材の板を使っていましたね。そしてその上に同じく滑り止めシートを敷きましょう。
❸ 水槽を置いたら今度は、水槽台の設置のときに行ったように、”水槽の水平" を取ってください。
【水槽や水槽台の下に、水濡れ防止マットを敷くか…?】
これはケースバイケースですかね…。
たしかに水槽を弄るときは、水槽の周りや床に水がこぼれることがあるので、吸水マット的なものがあると、拭く手間が省けて楽ですし、床へのダメージも軽減できます。
ただマットがずっと濡れたままだと、カビが生えたり臭いが出たりする場合があります…。
さらに マットを水槽台や水槽の下に ”挟みこんで" 敷いてしまっている場合、マットを洗濯したり乾かすことも難しくなります。
なのでマットを敷く場合は、「水槽台・水槽の下には挟みこまないように敷く」と良いかなと思います。
もし自分が次に水槽をセッティングするなら、以下のことを気を付けますね。
・水槽周り・下には水を吸うようなものは置かない
・水がこぼれたらすぐ拭き取る
・拭きとれない場所には水が行かないよう対策しておく
4.水槽に海水を入れる
初めに伝えておきます!水をたくさん入れた状態で水槽を動かさないでください!!水槽が壊れます!!!
❶ 海水の量は「水槽の上縁より2~3cm下ぐらいの高さまで」にします(入れ過ぎると地震の時などにこぼれます)。
❷ カルキ抜きした水道水をバケツに入れます(何リットル入れたか忘れないように)。
カルキ抜きは水道水を「6時間日光に当てる」とカルキが分解されなくなります。
急ぐ場合は「液体タイプのカルキ抜き」を使うと良いです。
カルキ抜きの量はキッチリ守って入れ過ぎないように。
あと液体タイプのカルキ抜きから強めの硫黄臭がしたら、それはカルキ抜きが劣化しているので使わないでください。
❸ 人工海水の素を入れ「魚すくい網」などでよ~くかき混ぜます。
❹ その後、時々かき混ぜながら1時間ほど待ち、白濁りが無くなって人工海水が透明になったら完成です。
❺ 比重を測り、比重が「1.019~1.023」ぐらいの値になっていれば良いです(”浦安周辺のタフな生物を飼う場合は” ですよ~)。
➏ 水槽に海水を入れる時はバケツで一気に入れるとこぼすので、適当な容器に汲んで水槽に入れてください。
【人工海水の素は密閉できる容器に保管しましょう!!】
人工海水の素は湿気をめちゃくちゃ吸います!!
湿気を吸うとカチカチに固まって青白く変色し、水に溶けにくくなります。
特に青白く変色してしまった人工海水の素は生物にとって有害なので、使用しない方が良いです。
それを防ぐために開封した人工海水の素は密閉できる容器に保管するのがおススメ。
私は「HAKUBA ドライボックス NEO 9.5 L」に入れて保管していますが、これに人工海水の素を袋ごと入れて袋の口をゴムひもで縛り、フタを閉めれば湿気を吸うことはほぼないです(1年以上ほったらかしでも大丈夫)。
ただこういうBOXは結構値段もするので、初めのうちは大きなジップロックなどに入れて、涼しい風通しの良い場所に保管しておくと良いです。
5.投げ込み式フィルターとエアポンプを設置する
万が一水槽から海水がこぼれた時に、エアポンプやコンセントが濡れないように対策しておきましょう!!
またエアチューブから海水が逆流するのを防ぎましょう!!
投げ込み式フィルターとエアポンプの接続と設置の手順は以下の通りです。
❶ まず「エアポンプ」と「エアチューブ」を繋ぎます。
❷ 「エアチューブ」を適当な長さで切り、「逆流防止弁」を接続します。
「逆流防止弁」の向きを間違えないように(逆流防止弁を口で吹いてみれば正しい向きが分かると思います)。
❸ そして「逆流防止弁」の反対側に、再び「エアチューブ」を繋いで、その先に「投げ込み式フィルター」を接続します。
「エアチューブ」の長さには余裕を持たせてくださいね。
❹ 「エアポンプ」の電源を入れて、「投げ込み式フィルター」からエアが出ているのを確認したら、「投げ込み式フィルター」を水中に沈めます。
❺ 「投げ込み式フィルター」を完全に沈めてから、フィルターが浮き上がったり傾いたりしないよう、フィルター内部に溜まった空気を抜いたりフィルターの位置を調整してください。
6.投げ込み式フィルターの中にバクテリアが増えて安定するのを待つ
ココでミスって海水水槽をあきらめる人が多いです!!
フィルターにバクテリアが十分に繁殖するのには時間がかかります(2週間以上)
【非常に大事なお話 ~ろ過バクテリアとは何ぞや~ 】
「ろ過バクテリア」とは、簡単に言うと「水の中にある有毒な物質を分解してくれる生物」です。
「生物のフンやエサの食べ残し」 はもちろんのこと 「水槽の中に生物がいるだけでも」、水は汚れ有毒な物質はどんどん増えていきます。
有毒な物質とは主に ”アンモニア” と ”亜硝酸” です。
この2つはかなり毒性が強く、水の中にこれがあると生物は弱る & 死にます。
これらを毒性のかなり低い ”硝酸塩” まで分解してくれるのが「ろ過バクテリア」です。
このろ過バクテリアが、有毒物質を分解していく一連の流れを「生物ろ過」と言います。
つまり…
「ろ過バクテリア」がちゃんといて、ちゃんと働いていないと、水槽の中で生物が生きられない!!
ということです。
よくある失敗として
「海で捕まえてた生物を水槽に入れて、ブクブク(投げ込み式フィルター)も入れてエサもあげたけど、2~3日したら全部死んでしまった」
というのがあります。
これの原因は主に
「水槽内にろ過装置がないため、生物ろ過(ろ過バクテリア)が働かず、水の中に有毒物質が溜まってしまったため」
と考えられます(非常にザックリ言うと)。
さらにそれを加速する要因として、以下のことが挙げられます。
❶ 生物と一緒に運んできた海水の中には、細かなゴミや汚れの元となる物質ががくさん含まれている
❷ エサを与えてしまい、さらに食べ残しやフン、死がいの掃除もしていない
➌ 水槽の海水が少なすぎる and 水換えをしない
つまり何が言いたいのかというと…
水槽に生物を入れる前に、ろ過装置(投げ込み式フィルター)にバクテリアをしっかり繁殖させようぜ!!
ということです。
7.投げ込み式フィルターの中にバクテリアが増えて安定するのを待つ
まず事前知識として…
※ 投げ込み式フィルターでバクテリアが住み着く場所は、主に底に敷いてある「砂利」と「白いマット」の部分です
※ バクテリアは空気や生物を通して自然に水の中に入ってきます
※ 海水水槽はバクテリアが定着するのに時間がかかると言われています(2週間~1ヵ月とか)
以下がバクテリアを増やしていく手順です。が、これはあくまで基本的な方法であり、水槽ごとにバクテリアの繁殖の様子は変わってくると思います。
❶ 水槽のセッティングが終わったら ”生物を入れずに” 投げ込み式フィルターを稼働し続けます
❷ ただバクテリアもエサ(有機物)ないと増えることができないので、2~3日に1回、人工の粒エサをすり潰して粉々にしたものを ”ほんのちょびっとだけ”(耳かきの1/2ぐらいの量)入れます
➌ ”2週間ぐらい”それを続けながら水槽を見守ります
❹ 2週間経ったら、まず「硝酸塩テスター」を使って、海水の中に硝酸塩があるか確認します
→ 硝酸塩があればOK(バクテリアが働いてアンモニアを硝酸塩にまで分解している)
❺ 次に「亜硝酸テスター」を使って、海水の中の亜硝酸がゼロであるかを確認します
→ 亜硝酸がゼロであればOK(バクテリアの働きが取りあえず水の汚れに追いついている)
8.バクテリアを早く定着させたい!!
バクテリアの繁殖を早くする裏技がいくつかあります!!
❶ 海水水槽をやっている知り合いがいたら、その水槽の水・ろ材・石などを分けてもらい水槽に入れる
❷ 海の砂や石などをそのまま水槽に入れる(砂や石は海水でよく洗ってゴミや汚れを取り除きましょう)
➌ 市販のバクテリア添加剤などを使う
私がよくやるのは❶と❷です。➌はやったことないのでよく分かりません。
❶がベストですが、❷の砂もかなり効果が高いです。
ただ❷のように海から採って来たものを使うのには、以下のリスクがあります!!
・入れ過ぎると急激に水質が悪化して、バクテリアが安定する前に水槽が崩壊する
・石に付着していたり、砂に紛れていた生物が死ぬと、水質が急激に悪化する
・石や砂と一緒に水を汚す原因となるもの(泥、生物の残骸、微小な生物、海藻の欠片などなど…)を入れてしまうと、水質が急激に悪化する
・予期せぬ生物が水槽に住み着く(これは楽しみと言えば楽しみですが)
これらを防ぐために
・石を入れるならゴルフボール3つぐらいにする(水槽に入れるものは少な目を意識する)
・石や砂はまず、採集した場所の海水でザブザブ洗って汚れをしっかり落とす(特に砂はバケツに入れて10回は海水を交換して洗う)
・石や砂を持ち帰る際は、バケツに綺麗な海水を汲んでエアレーションをしながら持ち帰る(気温の高い時期は水が腐りやすいので注意)
・心配な人は水槽に入れる前に ”水道水で” 軽くザブザブ洗う(ただし水道水に浸け置きはNG。バクテリアが死んでしまいます)
・水槽に入れる前と入れた後に、変なものが混じっていないかよくチェックする
要するに
「石や砂も生物として扱う」
「汚れの元となるものを除去してから水槽に入れる」
ということです。
それと水槽に入れる砂の量ですが
砂は厚く敷き過ぎると良くないことも起きるので(これは調べてみてください)、多くても厚さ2cmまでにしておきましょう。
私ならこの虫かご水槽で厚さ1.5cmまでにしますかね。
9.生物を入れる
いきなりたくさん入れるのはやめましょう!! まずは魚1匹とエビかヤドカリ2~3匹ぐらいで様子をみます。
ちなみにこの30cm虫かご水槽では大きな魚は飼えないので注意です。
30cm虫かご水槽なら魚は5cmぐらいまでを2~3匹に小さめのエビ・カニ・ヤドカリを2~3匹が限度かな…。
「単に生物を水槽に詰め込む」のと「生物を長期間飼育する」のとでは、条件が全く違うことを理解してください。
「その魚1匹だけ飼う!!」というのならもっと大きな魚も飼えると思いますが…これは試してみないと分かりません。
生物が入ることで、水槽の環境もまた変わります。
特にこの時期、エサのあげすぎは厳禁です!! バクテリアがやっと定着したばかりなので、無理をさせると一気に水槽の環境が崩壊します。
ついついあげたくなる気持ちは分かります。しかしこの水槽では生物の空腹より水を汚さないことの方がずっと重要なのです!!
それに浦安の岸近くに生息する生物たちは、1週間ぐらいエサを与えなくても余裕で耐えられるものが多いです(もちろんそうではない生物もいます)。
エサやりも個人的には2日に1回満腹にしてやれば十分だと思います。とにかくあげ過ぎは厳禁です。
11.それから…
それからさらに2週間~1ヵ月ぐらいしたらもう大丈夫ですかね。
繰り返しになりますが水槽のサイズが小さいので、~5cmぐらいまでの魚を2~3匹に小型のエビやヤドカリを2~3匹が限度かな。
とにかく入れすぎは良くないですね。
ちなみにエビやヤドカリは貪欲で何でも食べ、水槽の掃除屋として活躍してくれるので入れて損は無いと思います(特に小~中型の「ユビナガスジエビ」、「ユビナガホンヤドカリ」がおススメ)。
あとは海で拾った石や貝殻、塩ビパイプなどで隠れ家を作ってやりましょう。浦安の岸近くにいる生物の多くは物陰に隠れるのを好むものが多いです!!
日々の飼育・お世話
エサやり
基本的にエサは少な目を意識して「生物が1~3分ぐらいで全て食い切ってくれる量」だけ与えてください。一気にたくさんバラバラ撒いて、食べ残しが水槽に散らばっているのが最悪です。
また大量に撒いたエサがしばらくして無くなっているように見えても、石やフィルターの下に溜まっていることがよくあります。
エサのあげ方ですが、まずほんのちょびっと生物の目の前に落としてやって食いつきが良いか確かめてから、食べ残しが出ないように少しずつ確実に食わせます。エサをあげきるまでは、できれば水槽内を観察していましょう(生物たちがどんな状態かのチェックにもなります)。
もし食べ残しが目立つようならエサの量を減らし、食べ残しはスポイトで吸い取って除去しましょう。カニやヤドカリなど動きの出足が遅い生物には、エサをピンセットで直接目の前に持って行ってやって必要な分を食わせる!という方法もあります。
小さな水槽で食べ残し放置は厳禁です!! ちなみに私はこれとこれを与える(最終的に慣らす)ことが多いです。
水換え
何のために水換えするかというと、◆水の汚れを薄める(硝酸塩の量を減らすなど)、◆海水中の栄養分(様々なミネラルなど)を補給してやるためです(本当はもっと色々な意味がありますが)。
水換えには人工海水の使用をオススメします。海の水も使えないことはないけど、この辺の海の水は不純物や栄養素が多すぎるので、それを使うと水替えの本来の効果が弱まってしまうかなぁと。
頻度は飼っている生物 & 水槽の大きさ、環境によりますが、ここで紹介している30cm虫かご水槽なら基本は「1週間に1回、全水量の1/3」を目安にしてください。汚れが酷かったり、生物が多い場合は回数や水量を増やしてみてください。
また「生エサを与えている場合 & 毎日エサを与えている場合」は、1週間に1回、全水量の1/2を換えるぐらいに考えておけば良いと思います。
ちなみに、水替えの間隔は最長でも「2週間に1回」はしてくださいね。
また水替えは水質を向上させますが、生物にとっては大きなショックにもなります。
それを和らげるために以下のことに気を付けましょう。
◆水道水を使う場合はカルキ抜きをしっかりする(ペットボトルに入れて6時間ほど日光にあてれると塩素は分解されます。時間がないときは液体タイプの「カルキ抜き剤」を使う)
◆人工海水の素は作った海水が透明になるまでしっかりと溶かす(前日に作っておくと尚良いと思います)
◆極端に温度の違う水を水槽に入れない(これは作った人工海水を丸1日、水槽と同じ部屋に置いておけば大丈夫でしょう)
さらに注意点として、この設備の場合、「水換え」と「投げ込み式フィルターのマット交換」は同時にやらない方がいいでしょう。何故かというと、小規模な水槽でこの2つを同時にやると「水槽内のろ過バクテリアが一気に少なくなる」 & 「水槽のろ過のバランスが崩れる」危険性があります。
それと水槽を稼働させていると海水の中の水分が蒸発して水槽の水が減るので、ときどき減った分の水分(真水)を足してやってください(水槽に水位の印をつけておくと、どのくらい水が減ったか分かり易いですよ)。
また人工海水の素は湿気をメチャクチャ吸いやすいので、開封したらなるべく密閉するようなかたちで保存してください。日陰の風通しの良い場所なら袋の口をゴム紐でキツく縛っておけば良いです。ドライボックスなんかを使えばどこにでも保管できますがね。
湿気を吸って劣化した人工海水は青っぽくなって固まり、水に溶けにくくなります。これを使うと生物には悪い影響があるらしいので使わずに処分しましょう。
あ!最後に超大事なことがありました!! それは「水換えの前後にエサを与えてはいけない」ということです。前後というか、水換えをする日はエサを与えないぐらいでいいと思います。これをやると生物が調子を崩す原因になります。
投げ込み式フィルターの洗い方
投げ込み式フィルターは使用していると、白いマット部分やろ材(石)にゴミが溜まって水の流れが悪くなり、ろ過能力が落ちます。なので定期的に清掃します。私は水替えの時に一緒にやりますね。
注意点は「水道水で洗わない」、「マットとろ材はガシガシ綺麗に洗いすぎない」、「水槽から抜き取った捨てる海水で洗う」の3つです。
↑の3つを行うとせっかくフィルターに繁殖したろ過バクテリアたちが一気に減ってしまいます!!
ですので私は↓ように洗います。
①水槽から海水をバケツに抜き取る
②エアポンプを止めて、ゴミが水槽内に散らばらないよう何か入れ物を使って、投げ込みフィルターを海水ごと掬うように水槽から取り出してバケツに入れる
③フィルターを上下に分解して、まず下側(ろ材(石)が入った方)を、海水の中で揺する。強めに揺すって、ろ材に付いたゴミを払い落とすイメージ
④次にフィルタの上側を、上ケース、マット、活性炭ケースに分解して、上ケースは歯ブラシなどを使って隅々まで汚れを落とす
⑤マットにはろ過バクテリアがたくさん住み着いているので、マットを軽く揉んだり指で引っかいたりして、マットに溜まったゴミを落とす
⑥活性炭ケースは、表面を歯ブラシでざっとこすった後、海水の中で強めに揺すってやればOK
⑦最後にプラストン(エアが出る白い円柱状の部品)を歯ブラシこする
⑧フィルターを元通りに組み立てて、静かに水槽に沈める
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば3分もかかりません。「全てをバケツに汲んだ海水中で行う」のがポイントです。マットは毛羽立ちがひどく洗っても汚れが取れなくなってきたら交換しますが、半年ぐらいは使えると思います(交換用パーツも売ってるよ)。
活性炭ケースですが、活性炭は水の黄ばみなどを取るのが主な役割で、そのうち効果が無くなります。なので私は効果の無くなった活性炭は捨てて、ケースの中にはろ過能力アップのために、ろ材(粗目のサンゴ砂)を入れています。
水槽の掃除
水槽のカベに生えたコケは、メラミンスポンジでやさしくこする、手でこする等をすれば取れる場合がほとんどです。取れない汚れはプラスチックのスクレーパーや、いらないポイントカードなどを使って削り落とします。
コツとしてはトイレでお尻を拭き取るようにして、コケや汚れをなるべく水中に拡散させないようにすると良いです。
あとアクリル水槽や虫かごなどのプラスチックでできた水槽は、強くこするとキズが付くので注意が必要です。「プラスチックより硬いもの(金属、石など)が当たると傷が付く」と覚えておいてください。
また水槽に手を入れると人間に慣れていない生物がビックリして、水槽の外へ飛び出すことがあるので注意しましょう。100均に売ってる柄付きのスポンジでお掃除しても良いと思います(スポンジ部分が柔らかいヤツね。硬いスポンジはダメよ)。
砂(底砂)の掃除
これは判断が難しいですが、特に問題がなければいじらない方が良いと思います。
変に砂を巻き上げたり、掘り返したりすると、水質が一気に悪化したり、ろ過装置が目詰まりを起こしたり、砂の奥に潜んでいた悪いヤツらが目を覚ましたりすることがあるので…(厚さ2~3cmぐらいじゃ大丈夫だと思うけど…気になる人は調べてみて)。
「水替えやフィルターの掃除をしてもイマイチ水質が悪い…」というときは底砂の掃除を検討してみてもいいかもしれません。目安として
◆底砂の上にワケの分からない変なコケが大繁殖している
◆底砂の上にホコリのような砂?泥?のようなものがたくさん溜まっている
◆底砂の中に「ヒモムシ類」がたくさん生息している
のような場合には底砂の掃除、それに加えて掃除屋生物の追加、エサの量、水換えの頻度を見直しましょう。
底砂の掃除のやり方は動画とかを見た方が分かり易いので、ここでは詳しく書きませんが、水作の「プロホース」という道具が使いやすくておススメです。
あと「ヒモムシ類」の簡単な駆除方法は、砂の上にクリルやスルメなどの大き目のエサを固定してやってしばらく待つと、砂中からヒモムシたちがエサに群がってくるので、エサにヒモムシが十分取り付いたらエサごと水槽から取り出します。これを何回か繰り返せばかなりの数のヒモムシを減らせます。
ヒモムシも底砂の中のゴミを食ってくれて繁殖してるんだがね…。でもこいつらが居過ぎると、砂に潜る生物たちへのストレスがすごいので、増えすぎた場合は数を減らした方が良いです。
水が汚れている? 生物の調子が悪い?
これは明確な異常があれば良いけど、なかなか気づくのは難しいし、対処も知識や経験がないと水替え、ろ過装置の点検、水温を変えてやるぐらいしかできないかな。
まず正常な海水は基本的に無臭で無色透明です。また海水水槽をやっていると水が黄色っぽくなりますが、これは普通に起こることで、余程黄色くない限りは放置で大丈夫です(この黄色を完全に無くそうとするのは中~上級者の方かと…)。
水質が悪い・生物の調子が悪いときに現れる症状とその対処法
◆生物が活発でない、動かない、苦しそうにしている
◆エサをあまり食べない、全く食わない
◆魚の体に白い点々があったり、ヒレがボロボロになっていたり、体の一部が赤くただれたようになっている(病気の可能性)
◆水が強く臭う(問題ない場合はほぼ無臭です)
◆水が白く濁る & 濃い黄色に見える
◆水面に油膜のようなものが張る
◆水面に泡がずっと残る or 水面に全く泡が残らない
◆底砂の上にベットリとしたコケ(シアノバクテリア)が繁殖する
といったことが挙げられます。そんなときの対処を順番を追って書くと(30cm虫かご水槽の場合です)
①調子の悪い生物が単体、少数ならまずそれらを水槽から出す
②問題が完全に解消するまではエサやりは完全にストップ
③水槽内に大きな生物の死がい、多量のエサの食べ残しが放置されてないかをチェック →あればすぐに取り出す
④最近水槽に入れた新しいもの(生物、海藻、石や隠れ家、貝殻など)が腐ったり変な物質を出していないか(例えば貝類が精子を出したとか)? →すぐに取り出す
⑤ろ過装置が汚れすぎていたり、目詰まりしていないか →ろ過装置内のゴミを散らかさないよう、慎重に取り出して清掃する
⑥ろ過装置や水槽のカベにヌルヌルしたものが大量付いていないか →ヌルヌルを取り除いて、ろ過装置の清掃 & 水替え
⑦そもそも水槽に生物が多すぎる →必要最低限まで生物を減らす
以上のようなことをチェックして取り除けるものを取り除いたら、新しい海水を作って全水量の1/2の量を水換えします。この際、新しい海水は水槽の温度に合わせ、砂や汚れを巻き上げないように優しく水槽に入れます。ついでにろ過装置も軽く掃除します。
これで改善の傾向が見られたら、エサはあげないまま2~3日様子を見ましょう。この際慌てて水槽の水を全部変えたり、ろ過装置のフィルターを新品にしたり、水槽中をキレイに掃除しまくるとかはしないでください。
改善が見られない場合は、1日1回全水量の1/2水換えを続けます。その間に投げ込み式フィルターをもう1つ追加してろ過能力を上げてやるのも良いと思います。大体はこれで良くなって行くと思います。
これでもダメな場合は、何か現状では対処しきれない問題が水槽内で発生していると考えて、水槽のリセットも視野に入れます…。
水槽の簡易リセット法(30cm虫かご水槽の場合)
水槽ごとにリセットの仕方は様々ですが、ここでは30cm虫かご水槽の簡易的かつ、またすぐに水槽を使用できるようなリセット法をお伝えします。あくまで自己流なので悪しからず。
①水槽の生物を収容できる入れ物(バケツや別の虫かごなど)に新しい海水を入れて、一時避難場所を作ります
②水槽で使用していた投げ込み式フィルターを分解して、水道水でやや念入りに洗い(加減を伝えるのが難しい…流水で異物を除去しながら隅々まで洗う感じ)、一時避難場所の入れ物にセットします
③一時避難場所に生物を投入します(水槽の海水はなるべく入れないでください)。一時避難場所の水温は合わせて上げて下さいね
④生物の避難が終わったら、異常が起きた水槽の水を捨て底砂も取り出し、水道水で水槽と底砂を念入りに洗います(特に底砂は10回ぐらい水を交換して洗ってください)
⑤水槽に洗った底砂、新しく作った海水を入れ、一時避難所で使っていた投げ込み式フィルターをセットします。一時避難所にはフィルターの代わりにエアレーションをしてあげましょう(使ってない投げ込み式フィルターがあればそれが良いです)
⑥一時避難場所からタフそうな生物を1匹だけリセットした水槽に入れて、半日~1日ぐらい様子を見ます。この間エサは絶対にあげないでください
⑦異常が無さそうなら避難所にいる生物を水槽に戻していきます。生物の数は元の半分以下にし、水を汚しそうな生物は入れないでください
⑧このままエサをあげずに3日ぐらい観察します。水が白く濁ったりするかもしれませんが、その時は1日1回、1/2量換水を行ってください
⑨異常が出ない状態が続けばリセットから1週間後ぐらいにエサやり再開ですかね(エサは人工エサをごく少量)
飼育した生物の始末は自分でつけよう
飼育を続けられない、水槽のリセットができない、捕まえた場所に逃がすことができないからといって、決してその辺のテキトーな場所に逃がすということはしないでください。気持ちは分かります。私も昔は色々と過ちを犯しました。
その辺にテキトーに逃がすと、病気の伝染やその生物の分布、遺伝情報が乱されるといった可能性があります。仮にその生物が健康体なら◆海水水槽をやっている人、施設に引き取ってもらう、◆捕まえた場所に逃がす、というのも手もあるのだけど。
なので今回のような水槽内で異常が発生した場合だと場合だと◆生物の治療と環境の改善を試みる、◆一時避難場所とリセットした水槽で何とか飼育を続ける、◆責任を持って殺すという選択肢になりますかね。私は治療に関しては知識がないので解説することが出来ません。
個人的な考えですが、殺すならなるべく一瞬で苦しまない方法が良いと思ってます。
以上、色々なことを書きましたが、これらは私の拙い知識と経験、個人的信条によるものであって、世の中にはもっと良い対処法があるかもしれません。そのあたりは色々調べてみてください。
新しい生物を水槽に入れる
1.生物を弱らせないように持ち帰ることが大事!!
まず最も大事なことは、生物を弱らせないように自宅まで持ち帰ることです。「水槽に入れたけどすぐ死んじゃった…」と言う人がたくさんいますが、もしかすると、自宅に持ち帰った時点でもう既に瀕死のダメージを負っていたのかもしれません…。
持ち帰るときのコツは色々ありますが、基本を書くと
①捕まえたらなるべく手で触らない & 水から出さない(特に魚はダメ)
②なるべく大きな入れ物に入れて、たくさんの海水と一緒に持ち帰る
③持ち運ぶ時は衝撃を与えたり、揺らしたりしない
④死んだ生物や泥などは入れ物に入れない(水が腐るので入っていたら取り出す)
⑤帰り際に新鮮な海水と交換してやる
⑤持ち帰りに30分以上かかる時はエアポンプで空気を入れてやる
入れ物はせめて最低でも小さな水汲みバケツぐらいは欲しいですね(こんなに高級じゃなくていいけど、サイズはこれぐらい欲しい。釣りで使うフタ付きのバケツも良いですね)。他にも、粘液を出すような生物や弱い生物は小分けケースに入れる(小さな穴をたくさんあけたプラスチック容器に入れる)といった工夫も場合によっては必要です。
あと夏場や真冬は、採集中~持ち帰る途中で入れ物の中の水温が、上がり過ぎる or 下がり過ぎて、家に付いた頃には全滅なんてこともあります。なのでそれを防ぐために
①採集中は時々、生物をキープしている入れ物に新しい海水を足してやる(酸欠を防ぐ、温度変化や水質の悪化を和らげる)
②水温をキープできる入れ物を使う(小型のクーラーボックスがベストですが、持ち手の付いた発砲スチロールの箱などでもOK)
一番良いのは10Lぐらいのクーラーボックスにエアポンプを取り付けて、さらに投げ込み式フィルターを使うことですね。こういうアイテムでクーラーボックスにエアチューブの通る穴を開けます(これを買わなくても単純に穴を開けて、使わない時は穴に詰め物をしておくのでもOK)。これで上手くやれば、そのままクーラーボックスに入れたままで1~2日ぐらいはもちます。
2.水槽に入れるときは「水合わせ」をしてあげよう
捕まえて来た生物をいきなり水槽にドボンすると、水温・水質が違うことによるショックで、生物がかなりのダメージを受けます(最悪死にます)。なので水槽に入れる前は「水合わせ」という作業が必要になります。
水合わせの方法は色々ありますが、私が行う方法を書きます。
①半分に切った2Lのペットボトルの下側を容器にして、生物と捕まえてきた場所の海水を入れて水槽に浮かべる
②スポイトなどを使ってペットボトルの容器の中に水槽の水を少し入れて5~10分ぐらい待つ
③ペットボトルの中の水が多くなったら、その水を捨てて、またスポイトで水槽の海水をペットボトルの中に入れる
これを繰り返すことで、捕まえて来た生物を水槽の海水に徐々に慣れさせていきます。
これを全体で30分~1時間ぐらいでやって、ペットボトルと水槽の水が同じぐらいになったなーと思ったら、ペットボトルを傾けて生物が自分から水槽内へ入っていくのを待ちます。
私はあんまり気にしませんが、寄生虫や意図しない生物が水槽に入るのを嫌うなら、水槽に入れる前に生物を1~3分ほど水道水に浸けると良いようです(ただこれは生物にダメージを与える可能性があります)。
3.新しい生物に餌付けをする
生物によりますが、水槽に入れてからなかなかエサを食べてくれないやつもいます。そんな時の対策を書きます。
①活きエサを使う(ゴカイ類、イサザアミ類、ブラインシュリンプなど)
②生エサ(なまエサ)を使う(アサリのミンチ、冷凍ブラインシュリンプ、釜揚げ桜エビなど)
③数日間エサを与えずに空腹にさせる
④その生物だけ隔離ケースに入れてエサをじっくりと食わせてやる(他の生物にエサを取られないように)
⑤相性の悪い生物を外に出す
活きたイサザアミ類、活きたゴカイのミンチ、生のアサリの身なんかが効果大ですね(ゴカイはキャスティングでジャリメかアオイソメを10~20gぐらい買ってきましょう)。余ったゴカイは塩漬けにして大量の塩と一緒に密閉して冷蔵庫で3ヵ月、冷凍庫なら1年は持ちます。
管理のしやすさでは冷凍アサリ、または冷凍イサザアミ、冷凍ブラインシュリンプですかね。
またエサを食わせるコツとしては、エサをその生物が食べやすいサイズに細かくしてやる、潰して飲み込み易くしてやる、エサに動きを付ける(斜め上からフワッと落としたり)でしょうか。
そうそう、それと上に書いたような生エサはメチャクチャ水を汚します。なので食べ残しを放置しないようにしてください。煮干しと魚の切り身を水に入れて、どちらの方が水が汚れるか? それを考えてもらえれば想像に難くないと思います。
水質が悪くて調子が悪いと食べるエサも食べなくなりますからね。そして最終的には人工のエサ(配合飼料)に移行させます。
