マツダイ(幼魚)

特徴

(写真:2019年8月中旬、河口付近で採集。全長約6cm。マツダイの幼魚。普段浦安にいる魚ではないと思う。おそらく台風で遠くから流されてきたのだろう。目盛りは5mm)

レア度:★★★★★★★★★★ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 マツダイ科 学名:Lobotes surinamensis 英名:Tripletails よく見られる季節:?

最大で全長1mを超える。硬いウロコが全身を覆い、古代魚のような雰囲気を持つ。

写真のマツダイの幼魚は台風が過ぎ去った翌日、河口付近に流されてきた大量の「アマモ」をタモ網で掬ったところ、その中に隠れていた(この時は全部で3匹捕れた)。

普段浦安周辺にはいない魚だろうが、台風によって海草ごと遠くから流されて来たのだろう。採集したマツダイの体には傷が多数あり、既にかなり弱った個体も見られた。

マツダイの幼魚は落ち葉などに擬態して、水面付近を漂う習性があるそうだ。

また見た目によらず、味の良い魚らしい。

(2020年1月)

(2024年4月)

体の前半部分を拡大。眼に十字の黒い線が入っている。目盛りは5mm
体の後半部を拡大。このひれの形状とウロコが「シーラカンス」のような古代魚を思わせる。台風で流されてきたためか尾びれがボロボロになってしまっている。目盛りは5mm