コトヒキの稚魚

特徴

(写真:2019年8月中旬採集。全長約1.4cm。目盛りは0.5mm)

レア度:? 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 シマイサキ科 コトヒキ属 学名:Terapon theraps 英名:Creacent-banded tigerfish よく見られる季節:?

(追記:2024年1月28日)この稚魚を採集した日から4年と5ヵ月…とうとうこの稚魚の正体が判明した!! 何と全く予想外だった「コトヒキ」の稚魚。「コトヒキ」は過去に何度か採集しているが…全く姿が似ていないではないか(笑) 稚魚…そして稚魚の同定という作業は本当に奥深い…(私はその奥深さを離れたところから眺めるのみである…)。

何故正体が判明したのかと言うと、ある稚魚の専門家の方が親切にもメールで教えてくれたのだ。超有名な稚魚図鑑(1冊数万円するような)の執筆者に名を連ねるようなすごい方である。そんな方が私のHPに目を留めて下さり、しかもアドバイスまでしていただけたことに感動感激であった。

いやしかし…私のHPがネットによる海洋生物同定の精度を下げてしまっているのではないかと、ちょっと心配にもなった(生物の同定は信頼性の高い複数のソースを用いて行いましょう)。

 

(以下、本ページ作成時に書いた解説)

種類不明。2019年8月中旬、南の強風が吹いて海が大荒れした翌日、河口に流されてきた大量の「アマモ」の中に隠れていたのを採集した。このような魚を浦安で見るのはこの時が初めてだった。おそらく海藻ごとどこからか流されてきたのだろう。

体は横に長い木の葉型で体色は黒い。よく見ると顔~体の下半分は銀色の下地の上に黒い点が密集している。また尾びれ、尻びれ、第2背びれ?、腹びれ、胸びれは透明のように見える。

やや攻撃的な性格のようで、一緒に採集した一回り小さい「シマイサキの稚魚」を追い掛け回していた。

詳しい方がいましたら、情報を頂けると嬉しいです。

(2020年3月)

(2024年1月)

同時に採集した別個体。写真のように顔~腹部にかけて銀色の目立つ個体もいた。ん!?ちょっとこいつは「コトヒキ」っぽいかもしれない(教えてもらってから見るとね)。目盛りは5mm