ウオノエの一種②(メジナ稚魚・幼魚のエラに寄生)
特徴
(写真:2025年4月下旬に採集した「メジナの稚魚」のエラに寄生していたもの。体長約4mm。生きた状態で撮影。んー似ている…アイツに似ている…)
レア度:? 節足動物門 軟甲綱 等脚目 ウオノエ科 学名:? 英名:? よく見られる季節:6月頃?
種類不明。2025年4月下旬に河口付近で採集した「メジナの稚魚」(全長約2cm)の左のエラに寄生していたもの。ただ写真は、寄生されていた「メジナの稚魚」を46日飼育した後にエラから取り外したものなので、初めはもっと小さかったと思われる(メジナの成長に合わせて寄生虫も大きくなっていった)。
浦安周辺で採れる「メジナ稚魚・幼魚」のエラには、寄生虫が寄生しているのをしばしば見る。10匹に1匹ぐらい寄生されているイメージだ。
寄生されているとエラ蓋が不自然に膨らんでいたり、エラ蓋から寄生虫の一部がはみ出して見える。そのまま放置しても何かの拍子で取れてしまうことも多いが(メジナ同士のケンカなどで)、十分にエサが取れない状態で2週間~ぐらい寄生されたままだと痩せて衰弱し、そのまま死んでしまうことがあるので注意したい。
人間の手で物理的に取り除くことも可能だが、メジナが3cmぐらいまで成長しており健康状態が悪くなさなさそうなときに行った方が良いと思う。メジナはタフなのでそうそう死なないが、寄生虫を取り除く際は、①なるべく魚体に手で触れない、②なるべく水から出さない、③エラを傷つけないようにするといったことに気を付けたい。
ちなみに私は小皿にごく少量の海水を入れ、網で捕まえたメジナを網に入れたまま小皿に置いてメジナを寝かし、ピンセットを使って寄生虫を取り除いた。こういうタイプの寄生虫は、先端が鋭いかぎ爪状になった脚を持っており、それでガッチリ魚体に取り付いている。そのため引き剥がすのには予想以上に苦労する。淡水浴とかは効くのだろうか?
あとそういえばメジナのエラの寄生虫っていっつも”左エラ”に寄生しているような気がする(個人的な感想です)。
エラに寄生していた時は分からなかったが、コイツ単体にしてみるとある寄生虫にとてもよく似ていることに気が付いた。そう、「サヨリヤドリムシ」の幼体である。色々調べてみると、メジナのエラに「サヨリヤドリムシ」が寄生することもあるそうな。
(2025年6月)
