ショウジョウケノリ

特徴

(写真:2020年1月下旬、三番瀬で採集。大きさ15cm×20cm。水中をフワフワ漂っていたところを網ですくった。スケールは30cm定規)

レア度:? 紅色植物門 真正紅藻綱 イギス目 フジマツモ科 学名:Polysiphonia senticulosa 英名:? よく見られる季節:真冬~早春?

(追記:2020年9月3日)大阪湾で海藻類などを調べている専門家の方から、「これはショウジョウケノリの可能性が高い」とのコメントを頂いた(ご助言ありがとうございます)。

写真の海藻は2020年1月下旬に、三番瀬の護岸のすぐ側の水中をフワフワと潮に流されていたのを採集したもの。全てが同種かは分からないが、毎年1~3月頃にかけて姿が似た紅藻類を見かけることが多い。

藻体は非常に細い糸状で、それらがまとまって遠目では動物の毛のように見える。また藻体は柔らかくコシが無い。そのため水から出すととろろ昆布のようにまとまり手に張り付く。

マイクロスコープで拡大して見てみると細い円柱状?の細胞が2~4つ隣り合ったものが連なって1本のを形成しており、その先端は二叉~三叉に分岐しているものと分岐していないものがある。また枝の先端は尖っている。

(2020年9月)

(2024年6月)

藻体は非常に細い糸状で、それらがまとまって遠目では動物の毛のように見える。また藻体は柔らかくコシが無い
拡大して見てみると細い円柱状?の細胞が2~4つ隣り合ったものが連なって1本のを形成しており、その先端は二叉~三叉に分岐しているものと分岐していないものがある。また枝の先端は尖っている