ハゼの一種の稚魚①

特徴

(写真:2024年8月中旬、河口付近で採集。全長約15mm。水面よりやや下を20~30匹程度の群れで泳いでいた。腹びれが1枚の丸い吸盤状になっていたのでハゼの一種の稚魚だと思うが、もちろん私には何の稚魚かは分からない。目盛りは0.5mm)

レア度:? 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 ハゼ科 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

種類不明。写真の個体は2019年2024年8月中旬、河口付近で採集したもの。この日は東京湾奥でなかなか重度の青潮が発生しており、様々な生物が酸素を求め水面近くを右往左往していた。

そんな中、見慣れない稚魚の集団を発見。写真の個体の群れである。20~30匹程度の群れで水面付近を漂うように泳いでいた。体は透明でエラと内臓、背骨のピンク色が透けて見える。

「あまり見ない稚魚だな~」と思ったので観察用に3匹ほど採集。採集時のストレスや環境の変化にはある程度強そうだ(採集時のショックでもあまり弱らない)。

自宅に持ち帰り観察ケースに入れる。「ハゼ系っぽいよな~」なんて思っていたら、1匹がケースの壁面にピタリとくっついた。あ、腹びれが吸盤になってる。やっぱりハゼ系か。ん~でもこのサイズだとやはり種類はわからん。

(2024年8月)

この成長段階だと下アゴの方が前に出ている。ハゼ系の顔である。目盛りは5mm

腹びれを使って観察ケースの手前側の面にくっついている様子。この姿を見て、あ!やっぱハゼ系か!となった​