シマイサキ

特徴

(写真:2019年7月上旬撮影。全長約7cm。2018年11月下旬に河口で採集した全長約3cmの幼魚が成長したもの)

レア度:★★★★☆ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 シマイサキ科 シマイサキ属 学名:Hyporhamphus sajori 英名:Fourstriped grunter よく見られる季節:夏~秋?

最大で30cmほどになる。イサキという名前が付いているのでよく「イサキの仲間なんですか?」と聞かれるが、「イサキ」の仲間ではなく、「イサキ」とは生態も生息場所も異なる(ちなみに「イサキ」はイサキ科、シマイサキはシマイサキ科)。

また浦安でも見られる「コトヒキ」という魚に似ているが、シマイサキの方が頭と口がとがった形状しており、黒いシマ模様もシマイサキは4~5本で「コトヒキ」のシマ模様より多い(ちなみにこのシマ模様は魚類学的には縦ジマとなる)。またコトヒキのシマ模様は尾びれまで走っているが、シマイサキの尾びれにはシマ模様は見られない。ただコトヒキと同様に鰾(うきぶくろ)を使ってグウグウと音を出すことができる。

2018年11月に採集したシマイサキの幼魚(全長約3cm)は、シマ模様が見られず体全体が茶色がかっていて、木の葉のように水面をフラフラと漂っていた(おそらく水面に浮かぶ木の葉や枝などに擬態していたのだろう)。水槽に入れてしばらく経つと落ち着いたのか、シマイサキ特有の黄色い体色とシマ模様が現れた(下の写真参照)。

食性は肉食性で、小魚やゴカイ類、小型の甲殻類などを捕食する。産卵期は初夏~8月頃だそうだ。

(2020年5月)

採集する

(写真:2018年11月下旬採集。全長約3cm。隔離水槽の中で餌付け中のシマイサキの幼魚)

今のところ私は浦安で一度しか採集したことがないので、どのような場所、どのような方法で採集するのが良いのかは分からない。

その時の様子だが、2018年11月下旬に河口付近の浅瀬でフラフラと水面を漂っていた全長約3㎝の幼魚を採集。その見た目はまるで水面を漂う枯葉のようで、敵から逃れるために擬態をしていたのかもしれない。なので海が荒れたりした後に水面を注意深く探すと見つかる可能性がアップするかも。またゴカイ類をエサにした投げ釣りで時々釣れることもあるそうだ。

飼育する

丈夫な魚で、配合飼料への慣れも早いので飼育は簡単だと思う。私は全長3~8cmぐらいまでのシマイサキしか飼ったことないが、性格は非常に臆病で、人間が水槽に手を入れたりするとすぐに物陰に隠れて体を黒っぽくして動かなくなる。エサも与えた瞬間は物陰に隠れたままで食べようとしないが、人影が見えなくなると、そっと出てきて海底に落ちたエサを掃除機のごとくバクバクと食べる。そのため成長が速い。

小さいうちは大人しくしていたが、8cmぐらいになると同居していた「アイナメ」を追い回すようになったので、他の生物に危害が及ぶ前に「アイナメ」共々海へお帰りいただいた(「アイナメ」もヤドカリ貝殻から引っ張り出して食べたりヤンチャしていたので)。