オヤビッチャ

特徴

(写真:2019年9月下旬、三番瀬で撮影。全長約9cm。この写真は動画から切り取ったものなので画質が悪い。動きが素早く、撮影しづらい魚である)

レア度:★★★★★★★☆☆☆ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 スズメダイ科 学名:Abudefduf vaigiensis 英名:Indo-Pacific sergeant よく見られる季節:8~10月

最大で全長15cmを超える。写真の魚は2019年9月下旬に三番瀬の岸からすぐ近くの水中で撮影したもの。浦安では海水温が最も高くなる8~10月頃に、海沿いや河口の浅瀬で、単独もしくは2~3匹の群れで泳ぐオヤビッチャの姿をときどき見かける(2019年は11月中旬にも確認した)。

警戒心がかなり高く、泳ぎも素早いのでなかなか人間を近寄らせてくれない。

体型は体高のある丸っこい木の葉型で、口が少し尖っており、尾びれは大きく二又に分かれている。体色は白が強い灰色で背中~背びれのあたりが鮮やかな黄色く色づいている。また体側にはよく目立つ太く黒い横ジマ模様が5本あるため、水の上からでも良く目立つ。遠くから見ると「イシダイ(シマダイ)」の幼魚と間違えてしまいそうだ。またウロコは大きくしっかりとしている。

日本では千葉県より南に生息しており、やや南方系の魚のようだ。食性は動物食寄りの雑食性らしい。

(2020年5月)

(2024年2月)

遠くから見るとこんな感じ(魚は写真左)