サシバゴカイ科の一種?

特徴

(写真:2019年4月、三番瀬で採集。全長約20mm)

レア度:? 環形動物門 多毛綱 サシバゴカイ目 サシバゴカイ科 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

(同定に自身がありません。間違っている可能性があります。他の資料も参照してください)

【この生物の動画はこちらから】

まず初めにお伝えしなくてはならないことがある。ゴカイ類(多毛類)というのはまだまだ未知の部分が多い生物群で、研究者の数もが少ないため研究も十分には進んでおらず、さらにまだ発見同定されていない種(未記載種)が大量にいることが推測されている(2023年現在)。

またゴカイ類(多毛類)を正確に同定するには、その道のプロフェッショナルが顕微鏡下で「口の周りにある黒い点の数が~」や「体側にある疣足の先端の形状が~」というのを確認したり、動き方やどのような場所(底質)にいたかなど様々なファクターを総合して判断する必要がある。

つまり超マニアックな世界で、私などが「これは~ゴカイです!!」なんて迂闊には言えない領域なのだ!!…というのを現在(2023年)になってようやく自戒している。なのでこのページに書いてあることは話半分に聞いて、是非論文や専門家の方の解説等を参考にして欲しい!! ちなみにゴカイ類(多毛類)の研究者の間では採集したゴカイ類(多毛類)を生きたまま食べる風習があるとかないとか…(「魚に人気があるヤツはやっぱり美味いですよ!」って言っていたなぁ…)。

さて、写真の個体は2019年4月に三番瀬の岸近くの海底をタモ網で引きずっていたら偶然網の中に入ったもの(その場所の海底は細かい砂に貝殻の欠片が混じる)。三番瀬で生物採集で見つけたのは1回のみ。

パッと見、サシバゴカイの一種の「アケノサシバ」に似ているなぁと思ったが、詳細は不明。

細身の体に黄金のウロコと黒いラインが良く目立つ。体側に並ぶ黄金の細長い木の葉状のひれのようなものは、疣足か剛毛が変化したものなのだろうか? 個人的には龍のような見た目で美しくカッコいいと思った。

(2023年9月)