ゴカイの一種⑦

特徴

(写真:2020年3月上旬撮影。全長約60mm。釣具屋で売られている「アオイソメ(アオゴカイ)」によく似ているが、どうも違う種のようだ)

レア度:★★☆☆☆ 環形動物門 多毛綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:一年中?

【この生物の解説動画はこちらから】

護岸に付着している「マガキ」をはがすと、その裏からよく見つかる。「マガキ」の貝殻の凹凸を住処としているようだ。見つかるサイズは様々で、2~3cmの短いものから10cmほどのものもいる。

高温や高塩分など環境の変化に非常に強く、夏場に護岸上にできた潮だまりとも言えないような、温水の水溜りの中でも平気で生活している。そのため飼育(というか保管)も楽なので、時々飼育生物や釣りのエサとして利用することもある。

見た目は私達がイメージする「典型的なゴカイ」といった感じで、個人的には釣り餌としてよく利用されている「アオイソメ(アオゴカイ)」によく似ていると思う。

背中側は暗い緑色や茶色をしており、腹側はピンク~赤っぽい。頭部には触角?が左右4本ずつ合計8本あり、口には大きなキバが2本ある。

どなたか詳しい方がいましたら、情報を頂けると嬉しいです。

(2020年3月)

頭部には触角?が左右4本ずつ、合計8本ある
口には大きなキバを持つ

飼育する

飼育…というか、水槽の生物のエサや釣りエサとして利用するために、採集して短期間保管することがある。

保管方法は単純で、発泡スチロールの箱に綺麗な海水を少し注ぎ(この辺の海の水だと水がすぐ腐るので注意)、その中に入れておくだけ。この時箱を少し傾けて、水に浸からない部分も作っておくのもポイント。夏場でも保冷材などは必要ない。毎日海水を交換してやり、ゴカイの体に海水をかけて湿らせてやれば、1週間以上はもつ。

ただ欲に駆られて、このゴカイを採るために必要以上にカキ(「マガキ」)を剥がしてはいけない。このゴカイの成長スピードはわからないが、カキがこのゴカイの隠れ家になるようなサイズまで成長するには1年以上かかるだろう(養殖でも7~8ヶ月はかかる)。カキがなくなり真っ平らになった護岸には、再びカキの幼生も付着しにくいと思う。

効果があるかは分からないが、私は剥がしたカキの生存率が少しでも上がるように、採集後はカキをなるべく動かないよう、波あたりの弱い場所に固めてから現場を去るようにしている。