ゴカイの一種①

特徴

(写真:2020年3月下旬、三番瀬で採集。全長約30mm)

レア度:★★☆☆☆ 環形動物門 多毛綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:春~初夏?

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種類不明。どの程度まで大きくなるかは分からない。

春から初夏に三番瀬の海底をタモ網で引きずると、同じような姿のゴカイ類が捕れることが多い(全てがこれと同じ種類かは分からないが…)。

細長いミミズのような体型で、体は薄いピンクをしており、中心に赤い血管が1本走るのが見える。

みなさんにお伝えしなくてはならないことがある。ゴカイ類(多毛類)というのはまだまだ未知の部分が多い生物群で、研究者の数もが少ないため研究も十分には進んでおらず、さらにまだ発見同定されていない種(未記載種)が大量にいることが推測されている(2023年現在)。

またゴカイ類(多毛類)を正確に同定するには、その道のプロフェッショナルが顕微鏡下で「口の周りにある黒い点の数が~」や「体側にある疣足の先端の形状が~」というのを確認したり、動き方やどのような場所(底質)にいたかなど様々なファクターを総合して判断する必要がある。

つまり超マニアックな世界で、私などが「これは~ゴカイです!!」なんて迂闊には言えない領域なのだ!!…というのを現在(2023年)になってようやく自戒している。なのでこのページに書いてあることは話半分に聞いて、是非論文や専門家の方の解説等を参考にして欲しい!! ちなみにゴカイ類(多毛類)の研究者の間では採集したゴカイ類(多毛類)を生きたまま食べる風習があるとかないとか…(「魚に人気があるヤツはやっぱり美味いですよ!」って言っていたなぁ…)。

(2023年8月)