クルマエビ?

特徴

(写真:2024年11月中旬、三番瀬で採集。全長約10cm(額角の先端から尾の後端までの長さ)。とうとう出たか…クルマエビ? 数年前からチラホラ発見報告を聞いていたのだが、実物を見たのは今回が初めて。普段スジエビ類ばかり見ているせいで、ボリューミーな姿をしたエビを見ると違和感がすごい(これが世間一般のエビのイメージなのだろうけど))

レア度:★★★★★★★★★★ 節足動物門 軟甲綱 十脚目 クルマエビ科 学名:Marsupenaeus japonicus 英名:Kuruma prawn Japanese king prawn よく見られる季節:?

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

2024年の11月中旬に知人が三番瀬で採集した。私は採集に同行していないので採集時の詳しい状況は不明。前々から「クルマエビいるよ!!」みたいな話は聞いていたのだが、ようやくその姿を拝むことができた。クルマエビは夜行性で昼間は浅く砂泥に潜っているらしく、それも私が発見できていない要因の1つかもしれない。

以下に、日本大百科全書の『クルマエビ』の解説を引用させていただく。

『節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目クルマエビ科に属するエビ。日本ではエビ類中の最高級品。北海道以南の西太平洋に多産し、アフリカ東岸まで広く分布する。体長20センチメートル以下のものが多いが、大形個体は25センチメートルに達する。体長15センチメートル内外のものはマキ、10センチメートル以下のものはサイマキとよばれる。

体色は淡褐色ないし青灰色の地に茶褐色か青褐色の幅広い縞(しま)が、頭胸甲では斜めに、腹部では横に走っている。腹部を曲げたときに、この横縞が車輪のようにみえるところからクルマエビの名がある。体長15センチメートル以上になると胸脚が黄色になり、尾節の末端部の青色が鮮やかになる。

額角(がっかく)は上縁に9~10歯、下縁に1歯ある。頭胸甲の背隆起はあまり高くないが、その両側の溝は深く、ほぼ後縁に達している。尾節の側縁に3対の小さい棘(とげ)がある。[武田正倫]』

(2024年12月)

上の写真の個体の体の前半部を拡大。『体色は淡褐色ないし青灰色の地に茶褐色か青褐色の幅広い縞(しま)が、頭胸甲では斜めに、腹部では横に走っている』『額角(がっかく)は上縁に9~10歯、下縁に1歯ある。頭胸甲の背隆起はあまり高くないが、その両側の溝は深く、ほぼ後縁に達している。』とのこと
体の後半部を拡大。『体長15センチメートル以上になると胸脚が黄色になり、尾節の末端部の青色が鮮やかになる』とのことだが、この個体はまだ小さいためか、また白いサンゴ砂の上で買われていたためか、体色が全体的に薄いように思う