イタボヤの一種②
特徴
(写真:2023年3月下旬、三番瀬で採集。大きさ約8cm×8cm。転石に付着していたものの一部を切り取ったもの)
レア度:? 脊索動物門 ホヤ綱 マボヤ目 シロボヤ/スチエラ科 学名:? 英名? よく見られる季節:?
(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)
2023年3月下旬の三番瀬で、潮の引いて干出した転石の側面に付着していた。採集時は写真のものよりもっとベットリと膜状な質感であったような気がする(水の外に出ていたため?)。
以下に『日本大百科全書』の『イタボヤ』解説を引用させていただく。
『原索動物門 尾索綱 壁性目 ボトリルス科に属する群体ボヤ。群体は膜状で厚さ3ミリメートル程度。他物を覆って広がり、ときに直径10センチメートルほどになる。共同外皮は柔らかい寒天質で、ほぼ無色透明。外皮にぎっしりと埋まり込む個虫の体色が透けてみえるため、群体は生時、紫褐色あるいは淡褐色を呈する。
個虫の体長は約3ミリメートル以内。鰓孔列(さいこうれつ)数は10~11。卵巣は精巣の後背方にあり、直径0.1ミリメートル以下の卵を含む。親の体壁が陥入してできた育嚢(いくのう)に入り込んだ排卵直後の卵は、親個虫の退化後も群体の血管系から養分を供給され続け、排卵後約5週間で直径1ミリメートルほどの胚(はい)に成長し、有尾幼生として群体外に泳ぎ出る。着底した幼生は出芽により群体を広げる。
日本の沿岸の潮間帯から潮下帯に普通にみられる。群体や成体個虫の構造が本種と区別しにくいボトリロイデス・シモデンシスB. simodensisなどの近似種がある。[西川輝昭]』。
つまり複数の個虫が集まって群体を形成しており、小さな円筒状のもの1つ1つが個虫というわけだ。またホヤには「シロボヤ」のような「単体ホヤ」とイタボヤのような「群体ホヤ」の2タイプがあるそうだ。
(2023年6月)
(2024年5月)
