スジアオノリ?

特徴

(写真:2025年2月下旬、浦安市内河川下流域で採集。長さ約10cm、幅約3mm。おそらくこれは藻体の上端と下端がちぎれてしまっているもので、本来はもっと長さがあったのでは考えている。目盛りは5mm)

レア度:? 緑藻植物門 アオサ藻綱 アオサ目 アオサ科 学名:Ulva prolifera 英名:? よく見られる季節:?

(同定に自身がありません。間違っている可能性があります。他の資料も参照して下さい)

写真のものは2025年2月下旬、浦安市内河川下流域のコンクリート護岸上に「ボウアオノリ」や他のアオサ類と混じって、大量に生えているのを発見採集したもの。

この場所はちょっと特殊で、まず潮間帯であるため程度潮が引くと、川沿い20~30mほど範囲のコンクリート護岸上に浅く平たい潮だまりができる(何らかの原因で護岸の勾配が歪んで少量の水が溜まるようになってしまったのか?)。またこの潮だまりの上流側の端から護岸がグンと一段高くなっており、それが防波堤のようになっているのか、この潮だまりには様々なものが堆積・流れ着くようになっている。

ただし夏場・高水温期では、潮だまりの水質がかなり悪化 & 水が減って最悪カラカラに乾いてしまうということもよく起こる 。

 

今回の採集時も潮が引いており、辺り一面アオサ類による”緑の絨毯”状態になっていた(下の写真)。また長時間の干出のためか、藻体が白く変色しているものもチラホラ(下の写真)。

元々「ボウアオノリ」狙いでこの場所を訪れたのだが、先に書いた通り”緑の絨毯”状態になっていたため、「ボウアオノリ」とそれ以外のアオサ類がくっついたり、絡まってしまっている。仕方がないので「ボウアオノリ」とそれ以外のものもガサっとまとめて採集することにした(他の海藻にもちょっと興味があったし…)。

海藻類を採集するときはやはり、ある程度の深さの水中にあるものを、根本から手で摘まんで優しく採集したい。その方が個体を選び完全なキレイな状態で採集できる。

 

帰宅し、ガサっとまとめて採集してきたものを水槽に入れてほぐしていくと、どうやら「ボウアオノリ」、細い帯状のアオサ類、そして今ページで紹介している細長いスジアオノリ?のようなものの3つが確認できた(私の素人同定によるものなので、正確ではありません)。

そのスジアオノリ?のようなものの中で一番長いもの取り出し観察してみる。長さは50cm程度あるが、上端と下端がちぎれてしまっているようなので元々どれくらい長かったのかは分からない。幅は3mmあるかないかといったところで、

藻体はかなり薄く、引っ張ると簡単にちぎれてしまう。また表面に水を含んだ状態だとペタペタと手にまとわりつく(プラスチック板にもよくくっつく)。藻体の正中線上あたりにシワができている部分が所々あるが、それ以外は平滑に見える。

そして私が一番注目したのが、藻体の縁辺のいたる所から、太さが1mmに満たな糸状の枝が分岐して伸びていたことだ。初めは「何か別種の細い海藻がまとわりついているのかな?」と思っていたが、拡大して見るとしっかりと分岐してできたものなのが分かる(下の写真)。

 

以上のような特徴から、本種を「スジアオノリ」かな~?などと想像しているが、ほぼ全く自信はない。アオサ類の正確な同定は非常に難しく、専門家の方がさらに様々な形質を見てようやく判断可能らしい。なのでこのページは素人が書いた参考の参考程度のものとして見ていただけると助かる。

(2025年3月)

上の写真と同個体の下端?を拡大。目盛りは5mm
同個体の真ん中あたりを拡大。目盛りは5mm

枝が分岐している部分を拡大。このように藻体の縁辺のいたる所から、太さが1mmに満たな糸状の枝が分岐して伸びていた。また藻体の正中線上あたりにシワができている部分(写真左)が、所々に見られる。目盛りは5mm

表面に水を含んだ状態だとペタペタと手にまとわりつく(プラスチック板にもよくくっつく)。目盛りは5mm
分岐している部分をさらに拡大
こちらが採集場所の河川の護岸。写真左が下流側、右が上流側となる。潮間帯であるため程度潮が引くと、川沿い20~30mほど範囲のコンクリート護岸上に浅く平たい潮だまりができ、そこにアオサ類が繁茂している。またこの潮だまりの上流側の端から護岸がグンと一段高くなっており(写真右端)、それが防波堤のようになっているのか、この潮だまりには様々なものが堆積・流れ着くようになっている
同場所。遠目で見ると苔のようにも見えるが、大量のアオサ類が折り重なり絡まって絨毯のようになっている。私の素人目で、少なくともここで3種のアオサ類を確認した