ミル属の一種①

特徴

(写真:2020年3月中旬、三番瀬で採集。高さ約4cm、幅6cm。ミル類の中の何という種類かは不明だが、これはまだまだ成長途中のサイズだと思う。目盛りは5mm)

レア度:★★★★★★★☆☆☆ 緑色植物門 アオサ藻綱 ミル目 ミル科 学名:? 英名:? よく見られる季節:初夏~?(冬季はほとんど見ない)

(このページの写真には複数種のミル類が含まれている可能性があります)

種類不明。浦安では春から寒くなる時期まで、河口付近や三番瀬、高洲の海岸の低潮線付近の岩からミル類がポツポツと生えているのを見かける。ただそれらがなんという種類のミルなのか、そして同一種なのか複数種なのかは今のところ分からない。

藻体は濃い緑色で光にかざすと緑褐色に見える。枝は太さ5~10mmほどの円柱状で、枝が二叉~三叉ほどに分かれている。またその枝が多方向に生えるため水中ではドーム状の姿となっていることが多い。

また枝は湾曲はほとんんど見られず直線的で先端はとがらない。手触りはフェルト様でザラザラしており弾力がある。弾力はあるが強く引っ張るとすぐにちぎれてしまう脆さがある。

(2020年4月)

(2024年6月)

枝は湾曲はほとんんど見られず直線的で先端はとがらない。手触りはフェルト様でザラザラしており弾力がある。弾力はあるが強く引っ張るとすぐにちぎれてしまう脆さがある
こちらは2021年3月上旬に河口付近の水中で発見したもの。これもまだまだ成長途中の小型サイズだと思う

採集する

(写真:2021年3月上旬河口付近にて撮影。水の上からだとそんなにたくさん姿を見つけることはできないが、水中を覗いてみると意外といることに気付く)

低潮線付近の岩に生えていることが多いので、潮がよく引く日を選ぶか、水に入って採集するのが良いと思う(自己責任で)。枝を強く引っ張るとすぐにちぎれてしまうので、採集するときは岩に付着している部分(付着器)をヘラなどではがして採集する。

海藻の採集全般に言えることだが、海藻を長持ちさせたい場合は根元の付着器を丁寧にはがす、もしくは付着している基質(石やカキ殻など)ごと持ち帰るといい。

飼育する

三番瀬水槽では過去に何度かミル類を水槽に入れたことがある。鮮やかな緑色とその形状から水槽に入れるととても映える。

海藻飼育の設備が整っていない三番瀬水槽でも、海藻を食べたりつつく生物がいなければ1~2ヵ月は生存してくれる。そのため浦安で見られる海藻の中ではそこそこタフな海藻という印象があるが、やはり海藻飼育に適した環境でないと時間が経つごとに藻体に弾力がなくなり、ポロポロとちぎれ砕けていってしまう。