イトグサの一種①

特徴

(写真:2020年1月中旬採集。高さ約3cm、幅約5cm。他の紅藻類の「オゴノリ」付着している。目盛りは5mm)

レア度:★★☆☆☆ 紅色植物門 真正紅藻綱 イギス目 イギス科 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

(追記:2020年9月3日)大阪湾で海藻類などを調べている専門家の方から、「これはイトグサ類の一種(キブリイトグサ?)ではないか?」とのコメントを頂いた(ご助言ありがとうございます)。その後自分で調べて見ると、たしかに本種の多くの特徴が「キブリイトグサ」と一致する。だが正確に同定するには、顕微鏡で藻体やその切片を観察する必要があり、サンプルを処分してしまった現在はそれができないので、ここではこの海藻を「イトグサの一種①」と紹介することにした。

種類不明。「オゴノリ」など他の海藻に付着した状態で見つかることが多い。

藻体は細く、付着器から幹に相当する太い枝が立ちあがった後、そこからやや細い枝が樹木のように枝分かれしている。枝は先端部へ行くに従い細くなり、またその分岐の数も多くなる。水中では写真のように扇型に広がるが、水からだすと腰が無く、とろろ昆布のようにまとまる。拡大して見ると長方形の細胞が連なって藻体を形成しているのがわかる(下の写真参照)。

(2020年9月)

枝が樹木のように枝分かれしている。枝は先端部へ行くに従い細くなり、またその分岐の数も多くなる。目盛りは1cm