エナシダジア

特徴

(写真:2020年2月中旬、河口付近で採集。高さ約8cm、幅約12cm。フサフサした猫のシッポがたくさん生えているような見た目だ)

レア度:★★★★★★☆☆☆☆ 紅色植物門 真正紅藻綱 イギス目 ダジア科 学名:Dasya sessilis 英名:? よく見られる季節:2~5月?

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

(追記:2020年9月3日)大阪湾で海藻類などを調べている専門家の方から、「これはエナシダジアの可能性がある」とのコメントを頂いた(ご助言ありがとうございます)。ダジア科という海藻類は初めて耳にしたグループだ。何だか少しカッコいい響きだと思うのは私だけだろうか。

 

2020年2月中旬に河口付近の潮間帯の転石上に、ポツポツ生えていたのを発見。それから毎年2~5月頃に同場所にやはりポツポツと生えている。真冬~初夏の水温が低い時期に生長する種なのだろうか? 暑くなると姿を見なくなる。また生えている場所はほとんど時間水没しており、大潮の干潮の中でも特に潮が引く時のみ水中より露出する。

色は薄い褐色~紅色をしており、手触りはモフモフとしていて、毛の長い猫のシッポがたくさん集まったような姿をしている。水中では海藻がドーム状の広がりを見せる。

主軸?の1本を切り取ってよく見てみると、太さ1~2mmほどの主軸?から半分ほどの太さの枝が平面的に枝分かれしながら生えており、その枝は先端に向かうにつれ細くなっている。また主軸?と主軸?から分岐した枝の全ての表面に、細い毛のような細かな枝?が密集しながら生えている(下の写真参照)。

(2020年9月)

(2024年6月)

付着器の近くから主軸?を1本切り取って観察してみた。主軸?の太さは1~2mm程度。枝は平面的に枝分かれを繰り返し、先端へ向かうほど細くなる
枝の先端部を拡大。枝は先端に行くほど細くなり先端は尖っているように見える。主軸?と主軸?から分岐した枝の全ての表面に、細い毛のような細かな枝?が密集しながら生えている。まるで毛の長い猫のシッポのような見た目だ
マイクロスコープで分岐した枝を拡大してみる。枝の表面には非常に細かい毛のようなものが密集して生えているのがわかる
分岐した枝の先端部を拡大してみる。先端へ向かうほど毛のような枝?の長さは長く、また密度も高いように思う