カゴカキダイの稚魚?

特徴

(写真:2024年5月下旬、三番瀬で採集。全長約1.5cm。死直後に撮影。カゴカキダイの稚魚…かもしれない。体色や体型、体の模様に「カゴカキダイの幼魚」の面影があるが…いかに)

レア度:? 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 カゴカキダイ科 学名:Microcanthus strigatuss 英名:Stripey よく見られる季節:6月?

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

写真の個体は2024年5月下旬に三番瀬浦安側の南東の波打ち際で採集したもの。その日は風が強く、採集場所も東京湾にほぼ面していたため、波当たりがそれなりにあって水中が軽くかき回されていた感じであった。

そんな状態のため水の外からは水中の様子を確認できない。なので「この辺に魚溜まってないかな?」と適当に敷石と敷石の間にタモ網を突っ込んでいくと、何やら見慣れない稚魚が採れた(写真の個体)。

見た瞬間に「あ、たぶんカゴカキダイとかあれ系だな」と思ったが、その場では判断が付かない。ならば展示後に飼育して大きくして正体を暴いてやろうと持ち帰ることに。そういえば前回「カゴカキダイの幼魚」を採集したのもこの季節だった(場所は違うが)。

そして採集を終える。って稚魚死んどるやないかい!!

この日はイベント用に少し多めに生物を集めていて、ちょっとバケツの中の密度が高すぎるかな?と気になっていたが、悪い予感が的中した。「もしかしたらまだ間に合うかも!!」と稚魚を海水を張った別容器に入れて見る………やはりダメか…。いつも気を付けてはいるのだけど、やはり欲をかいて取り過ぎてはい。

亡骸は写真撮影をさせてもらって、海に還すことにした。採集中は意図せず様々な生物を多数殺してしまっているだろう(主に微小な稚魚や甲殻類など)。私が言えた口ではないが、人間自分の好きな、興味のあるものは大事に関心を払うが、そうでないものは結構どうでもいいのだよな…。合掌。

 

以前採集した「カゴカキダイの幼魚」と、それを飼育して大きくした「カゴカキダイ」成魚はそれぞれリンクを参照してほしい。

(2024年6月)

上の写真の個体の頭部周辺を拡大
同個体の体側にピントを合わせてみる。体側の中央に小さな黒点が集まってできた縦帯模様が見られ、これは以前採集した「カゴカキダイの幼魚」に通ずるものがある
体の後半部を拡大。背びれと臀びれの後ろ半分、そして尾びれが透明をしているのは「カゴカキダイの幼魚」と共通している
こちらは2020年6月上旬に河口付近で初採集した「カゴカキダイの幼魚」。全長約2cm。もうこれから4年も経つのか