ジンドウイカ(ヒイカ)

特徴

(写真:写真は2015年11月上旬に稲毛の突堤で釣ったもの。胴の長さ約7cm。これは死んでから時間が経っており、生きている時は体色が小豆色や透明に変化する)

レア度:★★★★★ 軟体動物門 頭足綱 ツツイカ目 ヤリイカ科 ジンドウイカ属 学名:Loliolus japonica 英名:? よく見られる季節:10~12月

最大で14cm(胴の長さ)ほどになるそうだが、それほど大きいのジンドウイカを私はまだ見たことがない。

穏やかな内湾の浅瀬に生息する小型のイカで、浦安でも南東のテトラポッド帯などで晩秋~初冬にかけて釣ることができるが、年によってバラつきがあり、釣れたり釣れなかったりと安定はしない様子。専門に狙えばまた結果は違うだろうが、キビシイ戦いになりそうな予感

ちなみに東京湾奥では正式名称のジンドウイカより「ヒイカ」や「小イカ」などと呼ばれることの方が多い。

産卵期は春~夏と比較的長期のようだ。

(2020年1月)

採集する

(写真:ジンドウイカ(ヒイカ)釣りに使われる「エギ」。通常の「エギ」に比べて小型)

釣りで採集する。ジンドウイカ(ヒイカ)の釣り方には、写真のような「エギ」を使ったルアー釣り、生きたエビなどを使ったエサ釣りなどがある。

『エギ』とは『大辞林第三版』によると、『大型のイカを釣るのに用いる擬餌鉤(ぎじばり)。木片でエビや魚の形を作り、尾の周りに掛け鉤をつけたもの。』…要するにイカ用のルアーである。

最近ではその手軽さからルアー釣りが人気(ヒイカを「エギ」で釣るので、「ヒイカエギング」などとも呼ばれる)。ジンドウイカ(ヒイカ)は明るいうちは海底付近にいることが多いので、「エギ」にオモリを付けて深い場所を狙う。

また他のイカと同様に光に集まる習性があるので、暗くなってからは常夜灯がある場所などで釣ると良い釣果を得られる。ヒイカ釣りが好きな釣り人の中には、自作の集魚灯でイカを集めて釣る人もいる(地域によって集魚灯の使用が禁止されている場合があるので注意が必要。詳しくは→「都道府県漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法(海面のみ)」)。