イカの一種①

特徴

(写真:2019年9月下旬、三番瀬で採集。全長約1.3cm。大きさは指先程度。かなり小さなイカだ)

レア度:★★★★☆ 軟体動物門 頭足綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:夏?

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種類不明。大きさ1㎝ほどのとても小さなイカ。2019年9月に三番瀬の少し沖で、海底に突き刺さった竹製杭の近くを漂っていた(同じ場所に2匹いた)。採集した当初は「「ヒメイカ」か?」と思ったが、過去に水族館で見たものと体色や動きが違う気がするし、種類を断定できずにいる。

ちなみに「ヒメイカ」「アマモ」という海草(海藻ではない)が生えている場所に多く生息しているそうだが、三番瀬の浦安側では私の知る限り「アマモ」はごく一部分にしか生えていないし(「「アマモ」を植えている人がいる」という噂もあるので、その「アマモ」が自生しているものかもわからないのだが)、そもそもこのイカを採集した場所には「アマモ」がなかった。

(追記:2023年9月5日)2023年3月下旬に別の方が三番瀬浦安側で「ヒメイカ」を採集していた。「ヒメイカ」の生息に「アマモ」が必須条件というわけではないようだ。

またこれに似たイカは過去にも採集していて、1度目の採集は海底をタモ網で引きずっていたらいつの間にか網の中に入っていた。2度目は沖に立っている竹製の杭の側を漂っていたのを捕まえた。

「ヒメイカ」なのか?、それとも別種、他のイカの子供なのか? もし詳しい方がいれば教えていただけると嬉しいです。

(2021年6月)

2019年9月下旬、三番瀬の少し沖で撮影。杭に寄り添うようにして、2匹のイカが水中を漂っていた(もしかして、つがい?)

正面から撮影するとこんな感じの姿

採集する

(写真:観察ケースに入れると体色が濃い褐色になり、元気に泳ぎだした。目盛りは1cm)

たまにしか見かけないので、狙って採集するのは難しいと思う。過去に海底にささった杭の側で見つけたので障害物の近くを探すと良いかもしれない。

また小さなイカだけに衝撃や外傷には弱いので、取り扱いには注意したい。