ヒラムシの一種④

特徴

(写真:2022年5月下旬、三番瀬で採集。大きさ約2cm。この個体は褐色の体と、体前方にある2つの黒点が良く目立つ)

レア度:? 扁形動物門 渦虫綱 多岐腸目 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

種類不明。どのくらい大きくなるかはわからない。

2022年5月下旬、三番瀬で生物採集中に偶然タモ網に入ったもの。

体は褐色で、これは触角だろうか… 背側の前から1/4ぐらいの場所に明瞭な黒点が2つある。

『百科事典マイペディア』の解説を引用させていただくと、『ヒラムシ』とは『渦虫綱 多岐腸類に属する体が扁平な扁形動物の総称。体は楕円形〜帯状で、長さ2〜40mm。体の表面は繊毛でおおわれる。

口は体の腹面中央に開き、樹枝状の腸の末端は行きづまりで、肛門はない。すべて海産で、多くは海岸の石の下などにすむ。ウスヒラムシ、ツノヒラムシなど種類が多い。』だそうだ。

ちなみにヒラムシ類は外見が似たものが多いうえ、研究も盛んに行われているわけでもなく、またヒラムシ類の図鑑も数少ない。種類に判別には専門家が顕微鏡下内蔵を観察してようやく同定できるレベルらしい。

またヒラムシはその見た目とは裏腹に獰猛な肉食性の種が多く、さらにフグ毒で有名なテトロドトキシンを体内に持つものもいるそうだ。こえ~。

(2023年9月)

背側の前から1/4ぐらいの場所に黒い明瞭な点が2つある。触角だろうか?

少し離れて撮影。目盛りは5mm