カイメンの一種②

特徴

(写真:2021年3月上旬撮影。約3㎝(円柱型の大孔1つの長さ)。河口付近を泳いでいたら、海中の石に付着しているのを発見したときの様子)

レア度:? 海綿動物門 尋常海綿綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。もし間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

種類不明。2021年3月上旬に河口付近を泳いでいたら、海中の岩肌に付着しているのを発見。このカイメンを見るのは今回が初めてで、この時は1つの群体しか発見できなかった(珍しいのか?)。

この辺りでよく見られる「ダイダイイソカイメン」「ナミイソカイメン」は、平面的で広範囲を覆うような群体を形成する(正確には平面的な群体を多く見る)のに対し、このカイメンは縦方向に長く伸びた円柱状の「大孔」(だと思う)が特徴的で、さらにこれが集まることで、まるでサンゴのような見た目をしている。またこの「大孔」は二又にわかれているものがほとんどだった。

体色は淡い桜色で、触るとスポンジ様の弾力があるが、かなり脆く引っ張るとすぐにちぎれる。品質の悪いメラミンスポンジのような感じだ。

余談だが、同時期に採集したメスの「イッカククモガニ」がこのカイメンをちぎって背中にくっつけていた(下の写真参照)。

そもそもカイメンとは何なのか?よく聞かれるが私はいつも上手く答えられないでいる。なので『精選版 日本国語大辞典』の解説文を引用させてもらうと、カイメンとは『原生動物および中生動物を除いた後生動物中、最も下等な動物。体の基本形はつぼ状体で、下端で他物に付着する。体は柔らかく、骨片や繊維などが組み合わさってできている。神経細胞、感覚細胞や筋肉細胞はない。体壁の表面にある多くの小孔から水がはいり、胃孔を通って体の上端の大孔から排出される。小孔と胃腔との間の襟(えり)細胞で食物を摂取する。ほとんど海産、少数が淡水産で、石灰海綿類や六放海綿類などに分けられる。』だそうだ。

(2021年5月)

縦方向に長く伸びた円柱状の「大孔」(だと思う)が特徴的で、さらにこれが集まることで、まるでサンゴのような見た目をしている
拡大してみると、体はスポンジ状であることがわかる
自宅水槽へ持ち帰り撮影。淡い桜色が美しい
円柱状の「大孔」は二又に分かれているものがほとんどだった
同時期に採集したメスの「イッカククモガニ」がこのカイメンをちぎって背中にくっつけていた。オシャレさんだねぇ