ベルグウミウシ
特徴
(写真:2020年3月中旬、三番瀬で採集。大きさ約8mm。三番瀬で採集したイギス科の海藻にくっついていた)
レア度:? 軟体動物門 腹足綱 嚢舌上目 ハダカモウミウシ科 学名:Stiliger berghi 英名:? よく見られる季節:?
最大でも数mm~1cmにしかならない非常に小さなウミウシ。何だかカッコイイ名前だと思うのは私だけだろうか?
2020年3月中旬の三番瀬で、海藻のサンプルを集めていたら、赤いイギス科の紅藻にくっついていた。私が浦安でこのウミウシを見たのは、この時が初めてで、あまりの小ささに、海藻を採集したときにはその存在に気が付かなかった。
私はウミウシに全く詳しくなく、何という種類か見当もつかなかったので、ウミウシに詳しい知人とTwitterに助けを求めると、両者から「ベルグウミウシでは?」との回答を得た(ご協力ありがとうございました)。
また東京湾奥の別の場所で生物採集している人の話では、同じ時期に「オゴノリ」にくっついているのを発見したらしい。今年はこのウミウシが多い年なのか、毎年いるけど今まで発見できなかったのかは不明である。
ベルグウミウシは海藻などにくっついて生活しており、体は半透明の褐色で、体全体には茶色いまだら模様があり、背中には特徴的な長い突起が7~9対ある。また触角にも茶色いシマ模様が入っている。背中の突起からミノウミウシの一種と思われがちだが違うそうだ。
ミクロな視点を持って生物採集に行くと、新たな生物がどんどん見つかる…。喜ばしいことだが、図鑑や動画の作成が追い付かない(笑)
(2020年3月)
(2024年5月)