スズキの稚魚・幼魚

特徴(スズキの稚魚)

(写真:2020年2月下旬採集。全長約1.3cm。目盛りは0.5mm)

レア度:★★☆☆☆ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 スズキ科 スズキ属 学名:Lateolabrax japonicus 英名:Japanese seabass よく見られる季節:3~4月

(同定にちょっと自信がありません。他の資料も参照してください。間違っていたら教えていただけると嬉しいです)

「スズキ」の稚魚と思われる(ちょっと自信がない)。私が今まで発見した稚魚の中では、口が大きく体高も高めで、稚魚ながらも「スズキ」らしさがあると思う。眼は美しい薄いブルーをしている。体は黄色っぽく、黒い色素がまばらに見える。

浦安では春になるとこのような「スズキ」の稚魚が数匹~数十匹の群れをなして、水面より少し下の方を泳いでいるのをよく見かける。2016年の4月には、三番瀬の浅瀬で大量の「スズキ」の稚魚(写真5枚目)が、これまた大量に発生した「イサザアミ」の一種を盛んに捕食しているシーンを目撃した。

(2020年3月)

口が大きく、眼は薄いブルーをしている。目盛りは0.5mm
体は黄色っぽく、黒い色素が点在している。目盛りは0.5mm
尾びれは半透明で確認しづらい。目盛りは0.5mm

2016年4月上旬採集。三番瀬の浅瀬で大量に発生した「スズキ」の稚魚たち

特徴(スズキの幼魚)

(写真:2018年4月下旬採集。全長約2.5cm)

この程度まで成長すると、見た目も「スズキ」っぽさが大分出てくる。

体内の下半分は銀色の色素に覆われ、背側は薄い黄褐色をしており、体の表面には所々黒い小さな点が見られる。

2020年6月中旬に採集した個体。全長約7cm。このくらいのサイズになると見た目も成魚とほぼ同じだ。成魚と比べると体全体が銀色に輝いている
下アゴが前に突き出た大きな口をしており、吸い込むように獲物を捕食する
典型的な魚の尾びれという感じ。体は細かなウロコに覆われている。目盛りは1cm