カサゴ

特徴

(写真:2019年10月中旬採集。全長約18cm)

レア度:★★★★☆ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 メバル科 カサゴ属 学名:Sebastiscus marmoratus 英名:Marbled rockfish よく見られる季節:?

30cmほどまで成長する。頭が非常に大きく、口もデカイ。そんな見た目から主に関西で「ガシラ」とも呼ばれる。岩礁域に生息する「アイナメ」「メバル」、ソイ類などをまとめて「根魚(ねざかな)」と呼ぶが、そんな根魚の中でも最も馴染み深いのがカサゴだろう。都心ではあまり見かけることはないが、地方のスーパー、魚屋なら高確率で売っている。煮付けや刺身が美味で、大型のカサゴは高級魚である。

浦安でも昔はテトラポッドの穴釣りでよく釣れたそうだが、最近はめっきり釣れなくなってしまったらしい(ただ2019~2020年頭はいつもより見かけることが多かった)。

カサゴは非常に簡単に釣れ(頭があまり良くない魚なのかも)、定住性が強く、また成長に時間がかかる(地域によって差はあるが20cmを超えるのに5年ほどかかる)。さらに約2歳にならないと繁殖ができない。そのため一度釣り尽くされてしまうと、その場所でカサゴが増えるのは非常に難しくなってしまう。なので腹に子供を抱えたカサゴや、繁殖期にあたる11~3月に釣れたカサゴは出来るだけ逃がすようにしたい。ちなみにカサゴは卵を産むのではなく、体内で孵化した仔魚(しぎょ。生まれたばかりの魚のこと)を体外に放出する(これを卵胎性(らんたいせい)という)。晩秋から早春にかけては仔魚でお腹がパンパンに膨れたカサゴをよく見かける。

食性は大きな口が示すように、肉食性で小魚やゴカイ類、エビ、カニなどの甲殻類などをパクリと捕食する。

(2020年5月)

頭と口が非常に大きい。また頭部とエラ蓋周辺には鋭いトゲが多数ある
沿岸のカサゴは赤褐色をベースに白い斑点模様のある個体が多い

採集する

(写真:カサゴの口。でかい)

浦安では個体数が少ないように思う。以前知人が三番瀬で偶然4cmほどのカサゴの幼魚をタモ網で採集したが、そういうことは珍しい。狙って採集するなら釣りだろうか。年によってはたくさん釣れることもあるそうだ。

釣り方は投げ釣り、岩やテトラポッドの隙間を狙う穴釣り、岸壁際を狙うヘチ釣り、最近はルアーで狙うのも流行っている。カサゴはほとんどの場合、障害物の側に潜んでいるので、そのような場所を狙う。エサはアオイソメやサバの切り身などへの食いつきが良い。また昼間よりも夜間の方が活動的なことが多い。ずっと同じ場所で待っていても釣れる魚ではないので、どんどん移動しながらカサゴのいる場所を探すのが良いだろう。

口が大きい魚なので針を飲み込まれないように注意しよう(飼育のために釣る場合はカエシのない針を使うのも手)。結構おバカ?な魚なので、一度魚に逃げられても、同じ場所にエサ入れるとまた食いついてくることがよくある。

食べる

(写真:カサゴの刺身。弾力があり旨味が強い)

白身の非常に美味い魚。鮮度がよく大型のカサゴは高級魚として扱われる。煮付けや唐揚げが代表的だが、鮮度の良いカサゴが手に入ったら刺身をオススメしたい。歯ごたえのある白身で、噛むとじわりと旨みが染み出してくる。またアラや骨から良い出汁が出るので、塩だけで味付けした(少量の醤油を入れるのもあり)潮汁や味噌汁にしても美味い。