ヒモハゼ

特徴

(写真:2019年6月上旬採集。全長約5cm。ウナギやアナゴなどの幼魚と間違えてしまいそうな見た目だ)

レア度:★★★★☆ 脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 ハゼ科 ヒモハゼ属 学名:Eutaeniichthys gilli 英名:? よく見られる季節:初夏?

どのくらいまで大きくなるかはわからない(調べてみると5cmほどという記述が多かった)。初めて本種を見つけた時は「ウナギかアナゴの幼魚か!?」と思った。名前の通りヒモのように細長い体をしており、体側には黒く太いラインが1本走る。また腹側は銀色っぽい色をしている。

どこでどのように採集したかは忘れてしまったが、本種は環境が良い良質な砂泥がある河口や干潟に生息するらしい。それを知って「浦安周辺の水辺は環境が良いんだな~」と少し嬉しくなった。

ヒモハゼは「アナジャコ」や「ニホンスナモグリ」など、穴を掘る甲殻類が作った巣穴を住処や産卵場所として利用しているらしい。産卵期は初夏~8月頃だそうだ。

食性は雑食性で、小型の甲殻類や微小な藻類などを食べる。

(2020年1月)

採集する

(写真:水に入れ真上から見たヒモハゼ。光を当ててみると背側は褐色に見える。一見するとハゼの仲間には見えない)

どのように採集したのか忘れてしまったが、「アナジャコ」や「ニホンスナモグリ」などが海底に作った巣穴を利用していることを考えると、タモ網で海底を引きずったり、そのような巣穴を見つけて周囲を掘り返すと見つかるのかもしれない。