ゴカイの一種⑨

特徴

(写真:2020年4月下旬、自宅水槽1号で発見。全長約22mm。体は白色半透明で、頭部によく目立つ長い触角?が2本ある)

レア度:? 環形動物門 多毛綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

【この生物の動画はこちらから】

種類不明。いつの間にか自宅水槽1号のガラス面をはっていた。おそらく三番瀬かどこかで採集してきた石か何かに付くっついて水槽に入ってきたのだと思う。

体は白色半透明で、消化管内容物だろうか…体内には茶色い物体が透けて見える。

頭部にはよく目立つ長い2本の触角?があり、体の後端は楕円形にポコッと膨らんでいる。

(追記:2020年10月10日)ネットを徘徊しゴカイ類の画像を見ていたら、「ヒガタスピオ」という「多毛綱 スピオ目 スピオ科」に属する生物と特徴がよく似ていた。

みなさんにお伝えしなくてはならないことがある。ゴカイ類(多毛類)というのはまだまだ未知の部分が多い生物群で、研究者の数もが少ないため研究も十分には進んでおらず、さらにまだ発見同定されていない種(未記載種)が大量にいることが推測されている(2023年現在)。

またゴカイ類(多毛類)を正確に同定するには、その道のプロフェッショナルが顕微鏡下で「口の周りにある黒い点の数が~」や「体側にある疣足の先端の形状が~」というのを確認したり、動き方やどのような場所(底質)にいたかなど様々なファクターを総合して判断する必要がある。

つまり超マニアックな世界で、私などが「これは~ゴカイです!!」なんて迂闊には言えない領域なのだ!!…というのを現在(2023年)になってようやく自戒している。なのでこのページに書いてあることは話半分に聞いて、是非論文や専門家の方の解説等を参考にして欲しい!! ちなみにゴカイ類(多毛類)の研究者の間では採集したゴカイ類(多毛類)を生きたまま食べる風習があるとかないとか…(「魚に人気があるヤツはやっぱり美味いですよ!」って言っていたなぁ…)。

(2023年9月)

体をウネウネと動かし、動きはなかなか素早かった