タナイスの一種②
特徴
(写真:2020年6月上旬、河口付近で採集。全長約3.5mm。大きく太いハサミ脚がよく目立つ。写真は腹側から撮影したもの。目盛は0.5mm)
レア度:? 節足動物門 軟甲綱 タナイス目 学名:? 英名:? よく見られる季節:?
種類不明。2020年6月上旬、河口の護岸上に体積していた泥?の中から発見した。よく目立つ大きなハサミ脚を持っている。以前、三番瀬で「キスイタナイス」と思われるタナイス類を発見したが、素人目にはそれとは別種に見えたので、別ページで紹介することとした。
写真撮影を終えてから気が付いたのだが、腹側からしか撮影をしていない。痛恨のミス。
個人的には面白い見た目をしている生物だなぁと思う。ロブスターのような頭とハサミ、体はシャコのようで、体の後端の節(退化的な6腹節)はクモの腹のような形をしている。この姿を見て、漫画「ハンター○ンター」のキメラアント編で登場したトラウマ敵キャラクターを思い出してしまった(私だけ?)。
以下に、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』の『タナイス類』の解説を引用させていただく。
『軟甲綱 タナイス目 Tanaidaceaに属する甲殻類の総称。一般に体長 2~5mmで、例外的な大型種は約10cm。外形は等脚類に似て長い円筒形、あるいは背腹にやや扁平で、頭部とほぼ同大の6胸節、退化的な6腹節からなる。
眼は有柄であるが不動。第1脚は必ず鋏を形成し、雄の鋏は大きい。続く6対の脚は歩行用である。
ほとんどが海産で、沿岸から浅海にかけては海藻の根元や、岩礁に固着したカキ、フジツボ類の間にすむ。深海底に生息する種も知られている。約500種で、5科に分類されている。』
(2020年6月)
(2023年12月)