ムカデノリ科の一種①

特徴

(写真:2020年1月下旬採集。長さ約25cm。潮に流され漂っていたところを採集)

レア度:★★☆☆☆ 紅色植物門 真正紅藻綱 スギノリ目 ムカデノリ科 学名:? 英名:? よく見られる季節:冬~春

種類不明。2020年1月下旬の三番瀬で、潮に流され漂っていたところを採集。周囲にはポツポツと同じ海藻が流されていたり、わずかだが水中の石から生えている個体も確認した。

藻体は薄いワイン色で、非常に薄い膜状をしておりペタペタと手にくっつく。そのため乾いた場所では藻体をキレイに広げることができない(写真参照)。形は被針形で所々に浅いくびれとシワがある。

ムカデノリ科の「ツルツル」か「ウスギヌ」なのかな?と考えているが、答えは出ていない。

(追記:2020年9月3日)大阪湾で海藻類などを調べている専門家の方から、「これは「ツルツル」もしくは「ススカケベニ」ではないか」とのコメントを頂いた(ご助言ありがとうございます)。断面から糸状の細胞が現れればツルツルで、湾奥のような環境にはススカケベニがよく見られるそうだ。ただ現在はサンプルが手元にないので、次回発見したときは断面をよく観察してみたいと思う。

(2020年9月)

光の反射で見にくいが、水中で広げるとこんな感じ