特徴

(写真:2020年5月下旬採集。体長約10mm、太さ約0.5mm。頭部にある大きな触角?が特徴的)

レア度:? 環形動物門 多毛綱 学名:? 英名:? よく見られる季節:?

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種類不明。2020年の5月下旬に、浦安市内河川の中流域の川底の泥の中から発見。

パッと見、肉眼では「イトミミズ」のような細長い体をしており、体色は透明で内部の消化管?が褐色に透けて見える。

頭部には透明で棍棒状の触角?が2本、そのすぐ後ろにも体色と同じ色をした太く長い触角?が2本、合計4本の触角?が生えているように見える(初めは体に付着したゴミかと思ったが、拡大してみると触角?だった)。

(追記:2020年10月11日)ネットを徘徊しゴカイ類の画像を見て回っていると、本種とよく似た「ホソエリタテスピオ」という「環形動物門 多毛綱 スピオ目 スピオ科」に属する生物を発見した。しかし細部を見比べると微妙に違う。ゴカイ類(多毛類)はお手上げです。

みなさんにお伝えしなくてはならないことがある。ゴカイ類(多毛類)というのはまだまだ未知の部分が多い生物群で、研究者の数もが少ないため研究も十分には進んでおらず、さらにまだ発見同定されていない種(未記載種)が大量にいることが推測されている(2023年現在)。

またゴカイ類(多毛類)を正確に同定するには、その道のプロフェッショナルが顕微鏡下で「口の周りにある黒い点の数が~」や「体側にある疣足の先端の形状が~」というのを確認したり、動き方やどのような場所(底質)にいたかなど様々なファクターを総合して判断する必要がある。

つまり超マニアックな世界で、私などが「これは~ゴカイです!!」なんて迂闊には言えない領域なのだ!!…というのを現在(2023年)になってようやく自戒している。なのでこのページに書いてあることは話半分に聞いて、是非論文や専門家の方の解説等を参考にして欲しい!! ちなみにゴカイ類(多毛類)の研究者の間では採集したゴカイ類(多毛類)を生きたまま食べる風習があるとかないとか…(「魚に人気があるヤツはやっぱり美味いですよ!」って言っていたなぁ…)。

(2023年9月)

頭部には太く長い棍棒状の触角?が4本生えている様に見える(短いのが前に2本生えていて、その後ろに長いのが2本生えている)
体の後半部